深田神社 (鈴鹿市)


伊勢国河曲郡
三重県鈴鹿市若松東3-22-40
(境内周辺に2~3箇所駐車場有り)

■延喜式神名帳
深田神社の比定社

■旧社格
村社

■祭神
豊宇迦能売命
素盞雄命 保食神 五男三女神 誉田別天皇 大物主命 伊弉冊尊 伊弉諾尊 火産霊命 宇迦之御魂神


伊勢湾「若松漁港」より150mほど陸地、旧幹線道路に面した地に鎮座する社。
創建由緒等については伝わっていないようです。社地から西二町歩余りを「深田」と称していたらしく、社名由来になったものとされています。「深」は「フケイ」からではないかとも考えていますが。「フケイ」が意味するところは不明ながら、何らかの特別な意味を持つ地をそう呼んでいた可能性も。海沿い各地に見られます。
「群書類従」の中の「神鳳鈔」には「若松御厨」という記述があり、当地のこととされます。豊宇迦能売命が祀られていることから、五穀豊穣を願う社であったかと。なお近世は神明社と呼ばれていたとのこと。明治の合祀令では近隣17社を合祀。それに比して祭神数が少ないのは、重複する神があったからでしょうか。
境内の維持管理が行き届き、また駐車場などの整備もしっかりとなされており、参拝者を温かく迎え入れているように感じます。