天龍大神 (新宮市南檜杖)


紀伊国牟婁郡
和歌山県新宮市南檜杖
(P無し)

■祭神
(不明) ※天龍大神か


「熊野川」の下流、川の畔を走る国道169号線に沿いに鎮座する社。
形状から考うるに太古に組み上げられた磐座であり、そこにおそらくは修験道者が天龍大神というものを祀ってしまったと考えます。縄文以前からの信仰でしょうか。さらに上部にも祭祀跡らしきものが窺えますが、あまりに急峻なためこれ以上先へ進むことは事実上不可能、全容は把握しかねます。

※現在は落石のため登拝禁止、あくまでも自己責任にて。


一の鳥居を潜ってすぐの立看板。「安全になるまで…」とありますが、これはさらなる落石があるまでということなのでしょう。

一の鳥居。社前は生コン工場の駐車場となっています。本来は当社の駐車場だったのでしょうか。

このような足場のところを登っていきます。2~3分もあれば十分。


かつてはここに二の鳥居があったはず。ネットで調べてみると、近年の落石で失ったようです。



この一連の磐座群の最上部(さらにこの上部にもあるようですが)の磐は欠損しているようです。かつては尖ったものだったのでしょうか。