住吉平田神社


河内国讃々良郡
大阪府四条畷市南野2-18-26
(P無し、駐車場がある四条畷神社とセットでの参拝がおすすめ)

■祭神
住吉大神
平田大神


「飯森山」の西側中腹、四条畷神社の北側に鎮座する社。
◎元々は平田神社と住吉神社とがあり、合祀され現在の社になったとされています。ところがそれぞれ創建から合祀に到るまでの資料が無く、諸説混沌としている様相。
◎平田神社については知り得る限り二説。「大阪の陣」(1614または1615年)で討ち死にした、平田という人物を祀ったというのが一説。今一つは醍醐天皇(885~930年)の牧師であった平田氏を祀るというもの。いずれも不明瞭なものであり、由緒・祭神不詳とするべきでしょうか。かつては、現在より西方に鎮座していたとも伝わります。
◎住吉神社については昔から当地、または少し東方に鎮座していたとされる程度で、由緒に至っては一切が不明。
当地周辺の住吉社の多くは、饒速日神を祀る社であったものの憚りが生じたためか、住吉神に祭神替えが行われています。ところが当社に関してはそのような伝承は今のところ見当たりません。
社伝では寛平・延喜(880~901年)に創建されたとしていますが、こちらもその根拠とされるものが存在していません。またそれが平田神社、住吉神社のいずれを指すものかも不明。
◎合祀時期については、寛延年間(1748~1751年)というものや文化年間(1804~1817年)というものも。こちらも既に分からなくなっているようです。
◎なお楠木正行公を祀る四条畷神社の創建に、当社神官が尽力したと伝わります。


こちらは麓の一の鳥居。四条畷神社からは参道が続いており、石段を登った先のご本殿に直接通じています。




境内社 八坂神社