☆ 蘇我入鹿首塚


大和国高市郡
奈良県高市郡明日香村大字飛鳥682
(P無し)


「乙巳の変(大化の改新)」により殺害された蘇我入鹿の首塚とされる伝承地。

斬られた首は跳び跳ねたり…御簾に食いついたり…と、説話が残されています。

殺害時に青い衣の唐風異人が龍に乗って現れたなどというものまで。その異人は斉明天皇の葬儀にも現れたと紀は伝えています。

罪なくして殺害されたのであろうと考えていますが、この異人は蝦夷の霊であると「扶桑略記」は記しています。

罪なくして抹殺された者は怨霊神となり、都を恐怖に陥れるのは蝦夷・入鹿のみならず、
菅公、長屋王、井上内親王、早良親王…多数。

場所は邸宅が造られたとされる「甘樫丘」の東方すぐ。冒頭写真の背後に写っているのがその「甘樫丘」



当地から「飛鳥の神奈備」と考えている「藤本山」を。