長曽根神社


河内国丹比郡
大阪府堺市北区長曽根町3014-3
(駐車場は確認できませんでした)

■祭神
八幡神
牛頭天王


河内国丹比郡(後に八上郡に分割)「長曽根村」に鎮座する社。当村は日本最初の官道(国道)とされる「竹内街道」(たけのうちかいどう)沿いにあり、当社はその少々北側。「長曽根」の由来は不明、かつては「長曾彌」という表記であったとか。
◎当社についての創建由緒等はよく分かっていないようです。「長曽根村」の氏神として古来より鎮座しているということくらい。ご祭神も八幡神、牛頭天王という数多溢れるもの。当初のご祭神ではない可能性も高く、ここから導き出すことも不可能。ただし牛頭天王が明治の神仏分離令により祭神替えがなされず、そのまま残っているのは気になるところでも。
◎「長曽根」を音の近似から長髄彦神ゆかりの地であり、神社であるという説も流れています。その理由だけで結び付けるのも少々難有りでしょうか。「難波の白肩津」、「孔舎衛坂(くさのへのさか)」推定地からもかなり離れており、今のところ傍証し得るものは皆無。冒頭にも記したように村名由来は不明とされています。
◎雑多な住宅密集地内でありながら、境内の維持管理はとても行き届いています。拝殿の扉が例祭時以外は閉ざされているのが残念。過去に何かあったのでしょうか。



二殿が並立。案内板によると右殿(左殿の間違いと思われます)が八幡神、左殿(右殿の間違いと思われます)が牛頭天王。



水神を祀る境内社。かつてこの奥は池だったものが、埋められ公園となっています。

蛇神を祀る境内社