広峰神社 (安堵町)


大和国平群郡
奈良県生駒郡安堵町東安堵380
(P無し、邪魔にならない所に停めてしばらく歩いた記憶があります)

■祭神
素盞鳴命


安堵町のひなびた集落内に鎮座。当社も荒れ果てており、近寄ることすら憚られる有り様に。
当地は「太子道」と「業平道」が交差する地。太子は聖徳太子のことであり、「太子道」は飛鳥と法隆寺を結んだ道のこと。南方に飽波神社が鎮座しており「太子の腰かけ石」などというものも境内に座します。その飽波神社は当地に鎮座していたという伝承があるようです。そして寛文三年(1006年)に遷座されたとか。
一方の業平とは在原業平のことであり、「業平道」は櫟本町から竜田川を経て大阪府八尾市の高安までの道。起点となる櫟本町には在原神社が鎮座、大県郡の石神社あるいは高安郡の玉祖神社いずれかへの道のりとされています。
当社境内には「太子井戸」とも「在原業平姿見の井戸」とも称される井戸があります。

※写真は2018年5月撮影のものです。