☆崇神天皇 山邉道勾岡上陵 (行燈山古墳)


大和国城上郡
奈良県天理市柳本町字行燈
(P有)


■形状
前方後円墳(周濠有り)
■全長
242m
■築造時期
4世紀前半頃(古墳時代前期)
■埋葬施設
竪穴式石室(推定)
■出土品
銅板、円筒埴輪、土師器、須恵器
■周辺の状況
柳本古墳群内、景行天皇陵に治定される「山邉道上陵」が南側に、箸墓古墳がさらにその南側に築造
周辺に当古墳の陪塚とみられるものが数基有り
■被葬者
崇神天皇陵に治定
景行天皇陵ではないかとする説も


今さら…ですが。奈良県民にとっては当たり前過ぎる古墳ですが。
まだ記事を上げていなかったので。

行燈山古墳、渋谷向山古墳(景行天皇陵)とが国道沿いに
ドカン!ドカン!と居並びます。

古墳は権力者が、自身が誇った権力の大きさを誇示したとも考えられていますが、それがよく分かります。

緑色の山裾にぽっかりと浮かび上がる土色の巨大な塊。それらは大和盆地の反対側からでもその巨大さは伺いしれます。

現在は樹叢に覆われ、また建物等もあったりで、その感覚は頭中での想像するしかありませんが。

崇神天皇については書き始めると到底一記事程度では終わりそうにないので割愛。
いずれそれなりの記事を起こしたいと思います。

この神(天皇)へ熱烈アプローチされる研究者が出てきてもいいかなと思っています。
今のところ見当たりませんが。

なお出土品の銅板は現存しないものの拓本が残されており、内行花文鏡らしき紋様があるようです。






陪塚の一つ。