宇治神社 (和歌山市)


紀伊国名草郡
和歌山市新魚町15
(P有)

■祭神
宇治三部大明神
天照大御神
丹生都比売大神
高野御子大神


和歌山城の城下町北端、紀ノ川の畔に鎮座する社。社名はやはり川の畔というところからでしょうか。
長承四年(1135年)に後鳥羽上皇の勅願所として、葛木山麓に丹生都比売と高野御子を勧請したのが始まり。康始元年(1142年)に岩手村(現在の岩出市か)の吉野川(紀ノ川)北岸に創建、重ねて宇治のこの地に勧請建立されたとしています。その際に三部大明神という本地垂迹縁起の神として三座を祀ったとか。神仏分離を逃れ、残念ながら排除されずに現在まで残ってしまっているもの。
境内社として宇麻志阿斯訶備比古遅大神(ウマシアシカビヒコヂノオオカミ)を足神様と託つけた足神社が鎮座し、この社目当ての参拝者が多い雰囲気。
境内は整備がとても行き届き、小ぶりながらも美しい社。足神様の策も功を奏しているようです。





「祓石」