白玉稲荷大明神


大和国宇陀郡
奈良県宇陀市室生大野1520
(住所は正確なものかどうか不明、アクセスは下部記載)
(社前に駐車スペース有)

■祭神
(不明)


「室生大野」という山間部にひっそりと鎮座する社。社名表示等は無し、宇陀市に問合せたところ、上記の社名と判明しました。
巨岩の隙間に小さな祠が据えられています。「白玉稲荷大明神」とされた歴史はそう古いものではなさそう、太古の祭祀対象の磐座であったと思われます。
当地からさらに700mほど(直線距離で500mほど)の奥地に神明神社が鎮座(後ほど記事UPします)。こちらは社殿無し、御神体である磐座を拝するもの。倭姫命ゆかりの社とされます。麓から登って来た倭姫命がこの巨岩を見過ごすとは到底思えず、祭祀対象としたと考えます。創祀については少なくとも、その時代までは遡ることができるかと思います。

【アクセス】
近鉄室生口大野駅から北東600~700m辺りに「宇陀市立 室生こども園」という施設がGooglemapに示されています。その手前30mほど手前に北西方向に向かって山奥へ向かう道があります。その道を300mほど登ると当社が現れます。特に通行困難な道はありません。


右手に見える建物が「宇陀市立 室生こども園」、交差点を少し鋭角に左折。

この案内が目印。



いつも思うことですが、磐座というのはよくも落ちずに留まるものだと。