神前神社 (四日市市)
(かんざきじんじゃ)


伊勢国三重郡
三重県四日市市高角町507
(P有)

■延喜式神名帳
神前神社の比定社

■祭神
天照大御神
[配祀] 建速須佐之男命


四日市市の中心街を通り伊勢湾に注ぎ込む三滝川沿いに鎮座する社。この肥沃な地で古代より農耕が盛んであったようです。
当地名は「神前」。「群書類従」の第1巻、「神鳳鈔(じんぽうしょう)」という伊勢の神宮の全国にわたる領地を記した書に著される「高角の御厨」が当地のこととされます。明和の頃より、外宮の遷宮ごとに古材を拝領し建立しているようです。その頃から「お木曳き神事」が行われているとか。なお冒頭写真の鳥居は明治23年に外宮から拝領したもの。
創建時期については不明ながら、古伝に延喜五年(905年)というのがあるようです。







三重県ではお馴染みの近隣の山神を合祀したもの。