☆孝安天皇 玉手丘上陵
(たまてのおかのえのみささぎ)


大和国葛上郡
奈良県御所市玉手675
(P有、進入は北側より)


第6代孝安天皇の御陵に治定、円丘とされます。

「室宮山古墳」のある八幡神社には「室秋津島宮跡」があります。
当御陵からはちょうど南西の方向に2kmほど。

孝安天皇の事績は記紀には何も記されていません。欠史八代とされる一天皇。

名前も「日本足彦国押人天皇」(紀の表記)と、
この時代によくみられるものを組み合わせただけですし。


なお当ブログでは実在していないという可能性を持ちつつも、実在したという前提で進めています。

それは他の実在が危ぶまれる神々についても同じ。
実在しないものに向かって頭を下げても意味無いですしね…。


入口はこちらですが、孝安天皇が眠るのは向かって右手の方。

こちらが眠っている玉手山。この頂に円丘があるとされます。



途中で二手に分かれますがこのまま真っ直ぐに。


域内にはいろいろな祭祀用の遺物が残っていそうですが、もちろん立ち入り禁止。

右手は葛城山、左手は金剛山。

先ほどの分岐点を左手に登るとこのような社が。資料が見当たらずご祭神すら不明。孝安天皇に関係する神が祀られているのでしょうか。

さらに登ると孝安天皇社へ。