小泉神社


大和国添下郡
奈良県大和郡山市小泉町2333
(境内北側にP有)

■旧社格
村社

■祭神
素盞嗚命
誉田別命


大和盆地の北西部を縦断する「富雄川」と、矢田丘陵を源流とする支流「芦川」に挟まれた「小泉町」内に鎮座する社。
◎創祀時期は不明。室町時代の応永年間(1394~1298年)に、当地一円の守護神として祀られたとされています。
その後、当地を支配した豪族 小泉氏が天文年間(1532~1555年)に大幅に改築。遷座祭には京の神祇官領より神官が来社し、祝詞奏上と奉幣行事が行われたとか。現在も五色の幣をもって例祭が続いているようです。後に片桐氏が藩主となり篤く崇敬されたとのこと。
◎かつては「北の宮」「南の宮」の二社があったらしく、当社は「南の宮」。「北の宮」には「九頭神明神」が祀られていました。「九頭神池(九頭上池とも)」の地。現在は当社境内に遷座されていますが、池の北側に小祠が残されています。→ 九頭明神(九頭神池 小泉神社「南の宮」) 
◎境内には城門があるという珍しい造り。かつてあった小泉城(後に片桐城)の中に鎮座しているため。ご本殿は重要文化財に指定されるものですが、拝殿から境内社に至るまで大変立派な造り。崇敬の篤さが窺えます。


*写真は2019年6月と2021年10月のものが混在しています。


石垣も城の名残。

冒頭写真が城門。



左側(向かって右側)が九頭神社。


手前が九頭神社、奥が八幡神社。



付近のお城の名残。