九頭神社 (室生無山)
大和国山邊郡
奈良県宇陀市室生無山543
(一の鳥居にバックで突っ込んで停めました)
■祭神
高龗神
[合祀] 天照皇大神 應神天皇 天児屋根命
宇陀市の北部、旧都祁村との境に鎮座する社。古代は山邊郡に属していました。上古は都介野岳をシンボルとした闘鶏氏が築いた半独立国家、当地は闘鶏王国の拠点内。つまり都祁地方に数多く点在する國津神社が、九頭神社と名前を変えたものかと考えます。
すぐ近くの多田の九頭神社から分霊されたと伝わり、それをもって創建としているようです。ところが境内のただならぬ神氣が籠る様は、遥か上古からの霊地であったかのような印象を受けます。林立する巨樹は樹齢千年を遥かに越えるものであろうし、皇祖遥拝の石碑は古代祭祀場を活用したもののようにも見えます。