◎葛木御歳神社 御田植祭参列(2019)


稲の神である大歳神の総本山
葛木御歳神社の御田植祭に参列しました。

なぜかいつの間にやら
崇敬会に理事にされてるし…。


御田植祭というと伊雜宮がもっとも有名でしょうか。
また「苦しい田植えを楽しくするために、
田植歌を歌いながら田植えする風習が、田の神を祀って豊穣を願う農耕儀礼と結び付き祭礼となった」とWikiにはあります。

ところが、当社には御田植祭の発祥とも取れる由緒があります。

「古語拾遺」の記述、
「神代、大地主神が田を作る日に農夫に牛肉をご馳走したことが御歳神の逆鱗に触れ、御歳神は田にイナゴを撒いた。
そこで大地主神は白猪・白馬・白鶏を献じ謝して奉ると怒りが解けた。
そして御歳神は『麻柄で糸巻を作り、麻の葉で掃い、天押草で押し、烏扇で扇ぐように。それでも(イナゴが)出ていかなければ牛の肉を溝口に置き、男茎の形を作って加え、ジュズダマ・キハジカミ・クルミと塩を畦に置くように』と。
すると豊作になった。これは今、神祇官に白猪・白馬・白鶏をもって祀ることの所以である」と(大意意訳)。

農耕儀礼が儀式化したのか、
上記の内容が農耕儀礼となっていったのか、
卵と鶏のいずれが先かのようなもの。

いずれにしても当社でこの祭事が復活したのは10年ほど前のこと。

本来は伊雜宮並みに、いやそれ以上に当社の御田植祭は重要なことかと思いますが、

ま…ボチボチといずれ日本を代表する祭となってくれればと思います。

この祭事に参列できたことが
今はしあわせなことかと思います。






直会。カフェみとしの森の柿の葉寿司が添えられました!