大将軍神社 (恋野)


紀伊国伊都郡
和歌山県橋本市恋野1478
(境内南側に路駐できるか)

■祭神
(不明)


中将姫にちなんだ社であり、また地名「恋野」の由来も中将姫絡み。
中将姫は藤原鎌足の曾孫 藤原豊成の娘として出生しました。ところが5歳の時に母は他界、意地悪な継母に育てられます。その継母は従者に姫の殺害を命じますが、命乞いをしない姿に殺害を断念、「雲雀山(ひばりやま)」に姫を逃しました。その後姫は当麻寺に出家しました。
中将姫は伝説上の人物であろうとされていますが、モデルとなった人物はいたものと考えられています。「雲雀山」は当社の山手に、また「母恋し 恋しの野辺や…」という歌が残され、それが「恋野」の地名由来。境内に姫にちなんで観音堂が建てられています。周辺には中将姫ゆかりの史跡が点在しています。
当社に目を移すとご本殿は無し、「大将軍 八幡宮 碑」と刻まれた磐が玉垣内にあるのみ。大将軍は素盞嗚神でしょうか。これらの神が祀られる由緒等にまつわる資料は見当たりません。







玉垣内

蓮池(姿見の池)
磐座跡なのか、放置された磐なのか不明。