腰神神社


河内国錦部郡
大阪府富田林市嬉400
(P有、特に通行困難な道路無し)

■祭神
箕島宿禰
八大龍王
猿田彦尊
国光大明神


「金胎寺山」より派生する山腹に座す巨石を御神体とする社。
◎ご本殿裏背後に少し顔を見せているのが御神体の巨石であろうかと思います。またその背後にもいくつかあるという情報も。山中は登山できるようですが、そこには見当たらないとか。
◎当地、「嬉(うれし)」は富田林市の外れの村里で古い集落。神社庁に属さない単立神社であるため、由緒ある古社ながら情報は枯渇しています。閉鎖的な集落であったのでしょうか。それにしては参拝者への案内は充実していますが。
◎創建は大化の改新の頃と伝わっているようです。紀伊国を拠点とした箕島宿禰が「嬉(うれし)」に拠点を移したとされています。移住した根拠は不明、「箕島」ということで在田郡(現在の有田市)でしょうか。当社はおそらくその後裔たちが奉斎した社と思われます。巨石(磐座か)が見られることから、創祀自体はもっと遡る可能性は十分にあるかと思います。
◎「腰神」については楠木正成公が戦の途中に、乗っていた馬の腰が立たなくなり、巨樹に繋いでおいたところ…云々の民話が伝わっています。





こちらが御神体。

もう少し拡大したもの。

周辺にはバラバラと磐座らしきものが座します。