久津媛神社


豊後国日田郡 
大分県日田市日高
(會所神社から登拝口有、所要時間は10分程度で特に登山装備は不要)

■祭神
久津媛神
大足彦忍代別命(景行天皇)


卑弥呼の可能性もある久津媛を祀る「久津媛神社」の旧社地。山頂に鎮座していたものが、858年に中腹に遷座、このときに八幡三神が合祀され、社殿が創建されました。さらに明治に麓に遷座されて「會所神社」と名を変えました(詳細は會所神社の記事にて)。
この會所山には久津媛神を祀る祠の他、景行天皇御遺蹟の石碑、天皇の腰掛け石(本来は磐座か)があります。かつては鳥羽宿禰の居館跡や塚などがあったようです。
神社であり、遺跡であるという認識が低いようで、水道用の大型タンクが数基設置されていたり、登拝道とは反対の辺りに児童公園も。残念ながら遺跡を整備した公園といったものとは異なるようです。
※現地登拝は5~6年ほど前のこと。現在は整備されているかもしれません。



會所神社横からの登拝道。

ほどなく台地状になっており、鳥居や手水舎跡らしきものが現れます。

上に見えるのは貯水タンク。

この案内を頼りに進みます。

これが腰掛け石なのでしょうか。

山頂は荒れ地状態。丘程度の低い山ですが見渡しはかなり良く、ここが古代の重要な拠点となり得たことが分かります。
景行天皇の御遺蹟石碑。明るく補正し忘れており何か分からない写真となってしまいました。