狭田国生神社
(さたくなりじんじゃ)


伊勢国度会郡
三重県度会郡玉城町佐田字牛カウベ322
(P無し、パーキング等も無し、社地の北側に路駐しか方法無しか) 

■延喜式神名帳
狹田國生神社の比定社

■神宮125社
皇大神宮摂社27社の第26位

■祭神
速川比古命
速川比売命
山末御魂(ヤマズエノミタマ)


外城田川沿いに鎮座。倭姫命が天照大神を奉じて「伊蘇宮」(磯神社に比定、他に論社複数有)から遡上していると、速川比古命が出迎えました。そして当国を「畔広の狹田國」と申し上げて「佐々上神田」を献上、「速河狹田社」と称されたと「倭姫命世記」にあります。
「速川」というのは「外城田川」のこと。川を司る神、あるいは川を支配していた神であると考えられます。「狹田」は「佐田」という地名のことであるとされています。こちらは川に挟まれた田という意味であったように思います。畔は広かったのでしょうか。
父神は天須婆留女命(星読みの神か)で、同じく皇大神宮摂社 棒原神社に祀られています。
また山末御魂は土地の守護神であると考えられています。


駅近の密集地の中に鎮座、往古は一面の田であったのでしょうが。