黒田神社 (長浜市木之本町)


近江国伊香郡
滋賀県長浜市木之本町黒田1697
(一の鳥居前に駐車できるスペース有)

■延喜式神名帳
黒田神社の比定社

■旧社格
村社

■祭神
大己貴命
黒田大連


湖東から余呉湖のすぐ東を抜け、越前国へ向かう、北国街道沿いに鎮座する社。背後に「森崎山」が控えています。
◎社伝によると創祀は欽明天皇の御宇(540年)とのこと。また和銅年間(710年)に黒田大連が拠点として「黒田郷」と称し、一族が黒田大明神と奉祀したとあります。
◎創祀時期についての根拠は不明。「森崎山」には黒田長山古墳群があり、円墳六基が確認されています。おそらく当社創祀に関連があるかと思います。今のところ資料が見当たらず、弥生時代から古墳時代のものという情報のみ。黒田大連の末裔には黒田官兵衛がいるとされ、子孫も当地が発祥の地であると認めているとか。
◎賤ヶ岳の合戦の際に戦火で消失、西300mほどに鎮座する大澤神社に合祀されていましたが、明治に再建されています。

*写真は2018年9月と2021年3月撮影のものとが混在しています。


昭和に造られた極小鳥居。身を屈めて神前にとの思いから造られたとか。








2018年9月の大型台風の影響で倒木。おそらく業者も逼迫しており、手配がままならないのかと思います。