石田神社
(いわたじんじゃ)


河内国磐田郡
東大阪市4-11-13
(P有、ロープがかかっている場合は外してよいとのこと)

■延喜式神名帳
石田神社 三座 の比定社

■旧社格
村社

■祭神
誉田別命
帯仲彦命
息長足姫命
[配祀] 天照大神 天児屋根命


古代この地に50mもあろうかという巨石が横たわっており、磐田郡と呼ばれ石田神社(いわたじんじゃ)が鎮座しているとのこと。昭和38年まで当社近くに二つの塚があり、その間を巨石が座していたようですが、少々誇張があるかと思います。石船が難破したものとの伝承がありますが、もちろんそのようなことがあるはずもなく。その巨石は塚が無くなる当時に目にしている方がおられたらしく、大正、昭和の初めまではあったようです。
ご祭神については不明とするべきでしょうか。当地で八幡神を祀る由縁が見当たらず、神社覈録なども祭神不詳としています。そんななか、大阪府史跡名勝天然記念物という書には、「石田君の始祖 五十日足彦命(イカタラシヒコノミコト)」としているそうです。垂仁天皇の第二子ですが特に目立った事蹟は無し。神名帳では三座とされているので、仮に一座をこちらの神に宛てたとしても残り二座は不明です。




境内から北へ50mほどのところに立てられている石碑。塚が残っていた当時の写真を拝見したところ、この石碑の背後に一つありました。