☆上立神岩(かみたてがみいわ)


淡路国三原郡
兵庫県南あわじ市沼島
(沼島港より徒歩20~30分、アクセスは下部に)


国生み神話ゆかりのゆかりの地。海面から30mも屹立する巨岩は圧巻、神話の「天御柱」と考えられています。
神代の時代に高天原で多くの神々が生まれますが最後に生れたのがイザナギ・イザナミ神。この二柱の神は重要な任務を授かります。「あの漂う国を修め、理り(つくり)、しっかりと固めるように」。
二柱の神は天浮橋(天と地の境目にある)で、授かった「天沼矛(あめのぬぼこ)」でどろどろとした漂う国をかき混ぜます。
そうして最初にできたのが「おのころ島(おのごろ島、自凝島)」。そこに降り立ち「天御柱」と「八尋殿(やひろでん)」を造ります。二柱の神は「天御柱」周回し、「八尋殿」にて夫婦の契りを結び、国生みを行いました。
この「天御柱」の最有力候補とされているのが「上立神岩」。「八尋殿」は自凝神社のことかもしれません。



市街地からは舗装された山道を歩きます。島内に車は数台、もちろん信号機は無し。