大和国高市郡
奈良県大和高田市蔵之宮町13-7
(境内に駐車可)
■旧社格
村社
■祭神
[大和高田市史]
須佐之男命
伊邪奈岐命 大日霊売命
[社伝]
素戔嗚命 [相殿] 稲田姫 闇雷龍神
｢葛城川｣西岸、古い密集した集落｢蔵之宮｣内に鎮座する社。
◎創建由緒等は伝わっていないようです。遡ることができる確実なものは、慶安四年(1651年)の棟札のみ。
◎｢大和高田市史｣によると、古来は｢田井｣(浮孔駅周辺)と｢新堂｣(橿原市、田井の東隣)の氏神を｢蔵之宮｣(当地)の氏神に合祀したとのこと。三社ともに詳細は不明。
いずれも｢葛城川｣とその支流が通っており、肥沃な田園地帯だったと推測されます。そこで祀られているのが稲田姫と闇雷龍神、つまり田の神と水神(雨乞いの神)。そして｢蔵(稲蔵か)之宮｣。村の切実な祈りが捧げられた社であったことかと思います。
＊写真は2018年8月と2021年6月撮影のものとが混在しています。
