白木神社跡(遥拝所)

河内国石川郡
大阪府南河内郡河南町白木(細かい住所は不明、Google mapコードは「8Q6QFJPJ+7M」)
(境内地に駐車可)

■祭神
素盞嗚尊

明治に建水分神社に合祀され、敷地(一部か)と遥拝所のみが残った社。社名の「白木」から連想されるのは「新羅」。当地は渡来系帰化人が多く居住していたことから考えて、例外ではなくいわゆる「新羅神社」であったと思われます。
また北東500mほどの辺りには多々良宮というのが座していたらしく、古代たたら製鉄に従事した特殊技術を持つ渡来系部族がいたことの傍証になるかと思います。
河南町誌によると、牛頭天王社であったものが明治に白木神社へと社名変更したと記されているようです。往古はもちろん新羅神社ではないかと。
遥拝所は南向き、もちろん建水分神社を向いています。