鉾立神社
(ほこたちじんじゃ)


大和国添上郡
奈良県大和郡山市新庄町243
(駐車は下部写真参照)

■旧社格
村社

■祭神
鉾立大神


大和の古道の一、大和盆地を南北に縦断する「中ツ道」の畔に鎮座する社。また境内の北側を東西に「在原道」が走っていました。
「在原道」とは在原業平が、河内国高安郡の玉祖神社参詣の折に茶店の娘と恋仲となりハ百夜通い詰めた時に通ったという道。起点は自邸があったという大和国添上郡(現在の天理市)の在原神社境内。
◎当社の創建由緒等に関する資料は見当たらず不明。社名読みも一定せず、こちらで採用したのは奈良県神社庁のデータ。
◎50mほど離れた所に旧社地があったという情報はあるものの、どちらの方角か不明。ちょうど50mほど東、「中ツ道」に面していると思われる所に、「在原業平姿見の井戸」という史跡があるとのこと(現地未確認)。これは業平が道中に姿見をした井戸という伝承らしいが、ここが旧社地だったのでしょうか。すると「鉾立」というのは業平に関わる由緒があるのでしょうか。
◎社殿は3殿並んでおり中央は鉾立大神、両脇はどうやら末社。右殿(向かって左)は春日社、左殿は熊野社。
氏子はどうやら10軒足らずでしょうか。境内は管理の手がとても行き届いており、崇敬の厚さが窺いしれます。

*写真は2017年7月と2021年8月撮影のものとが混在しています。



県道51号沿いの当社南側、50mほどに幅が車1台分以上のデッドスペース有り。


鳥居前に車を突っ込むことも可能ですが、できれば上の写真のデッドスペースに停め置く方が良いかと思います。