服織神社
(はたおりじんじゃ)

遠江国長下郡
静岡県浜松市東区豊町2501
(鳥居の左側、向かって右側から軽なら駐車可、普通車なら頭だけ突っ込むか)

■延喜式神名帳
服織神社の比定社

■旧社格
郷社

■祭神
 天穗日命
[合祀] 建御名方命

天穗日命の御子神である天夷鳥命(アメノヒナトリノミコト)が遠江国の国造に任じられ、父神を祀ったものと思います。元明天皇708年に出雲国から分霊を迎えたとすることから、能義神社か神魂神社あたりでしょうか。
「ほひ」は「秀日」または「秀火」、「穗霊」、「穗日」、「火日」などいろいろに解釈されますが、いずれにしても「穗」「日」「火」に関わる神でしょう。地上のあらゆる事象に関連を持ちますが、なかでも養蚕の神として祀られることも多い神。当社ではその一面がフィーチャーされているようです。天竜川の川岸に「棚機津女」が住んでいたのでしょうか。そんな面影が残る社です。建御名方神は機織りの機械の神として祀られているようです。
なお神名帳考証では多奈波太姫命、神祇宝典では天棚機姫神を祭神としています。