大楠神社

遠江国蓁原郡
静岡県島田市阪本4278
(P無し、道路が広くなっているところに路駐か)


■延喜式神名帳
大楠神社の比定社

■旧社格
村社

■祭神
大己貴命

敬満神社の飛地境内社となってはいますが、式内論社です。集落と茶畑の間の忘れ去られたような場所に鎮座、ひっそりと佇んでいます。
書紀によると、仁徳天皇の御代「大きなる樹ありて大井河より流れて河の曲に渟れり その大きさは十圍 本は一もとにして末は両またなり」と奏上、朝廷は倭値吾子籠を遣わして船を造らせ、難波津へ運んだという…とあります。
その船は御用船となったそうで、船の御霊を当社に祀ったのが創祀とされています。式内社ながら明治の合祀令により敬満神社に合祀されてしまい、現在は境外摂社となっています。