粟神社 (城陽市市辺大谷)


山城国綴喜郡
京都府城陽市市辺大谷68
(鳥居前に停め置きました)

■延喜式神名帳
粟神社の比定社

■祭神
少彦名命
高皇産霊神


「青谷川」沿いに鎮座する古社、式内社とは程遠い寂れ具合に規模の小ささ。現在はすぐ近くに幹線道路が工事中(ほぼ完成)
◎第6代孝安天皇の御代、少彦名命と高皇産霊神の二柱が降臨したのを創祀としています。まず孝安天皇の御代というのが疑わしいところ。欠史八代とも言われる時代、ましてや常設の社があったとは到底思えません。さらに「神名帳」では一座であること。創祀を古い時代に求め、二柱と潤色したと思われます。
◎「粟」から忌部氏も考えられますが、そのような資料はありません。「神社覈録」では粟直祖神世歟として粟直の氏神としていますが、根拠は不明。
原初は水神でも祀っていたのでしょうか、それとも「青谷」という地名から金属鍛治神かとも。