茨木神社(天石門別神社)
(あめのいわとわけじんじゃ)

摂津国島下郡
大阪府茨木市元町4-3
(P有、一方通行の東門から境内へ)

■延喜式神名帳
境内社 天石門別神社(茨木神社奥宮)が
天石門別神社の比定社

■旧社格
茨木神社、天石門別神社ともに郷社

■祭神
建速素盞嗚尊
[配祀] 誉田別命 天児屋根命

◎奥宮 天石門別神社
天手力男命
[配祀] 豊国神 東照神 天宇受売命


802年に坂上田村麻呂が「荊切の里」(茨木の地名由来)を作った際に、天石門別神社を創建(宮元町、茨木神社からは北東1km足らず)。
南北朝時代に楠木正成が茨木城を築くために現在地に遷座しました。
その後、織田信長による寺社一斉破却の難を逃れるために、信長の産土神であるスサノオ神を祭神として茨木神社を創祀、天石門別神社を奥宮としました。当時は午頭天王社と称していましたが、明治に現社名に変更したそうです。府内では珍しく由緒も歴史もはっきりとしている神社です。
茨木神社ご本殿の背後に控えるのが天石門別神社、重みを感じる重厚な造りです。
阪急茨木市駅近くに鎮座、密集した市街地の中で参拝者も多く相当な賑わいをみせています。







ご本殿(裏側から)

天石門別神社(正面から)

黒井の清水(秀吉の茶の湯にも供じられたとか)