武内神社


紀伊国名草郡
和歌山市松原91
(P無、奥は袋小路なので近隣住民の方に配慮しながら社前駐車か)

■祭神
武内宿禰


武内宿禰生誕地とされる社、産湯を汲んだという井戸もあります。安原八幡宮の奥宮であり、県内ではそれなりの規模を誇る八幡社らしいですが、こちらの武内神社の方が知名度はあるようです。
◎景行天皇の御代、屋主忍男武雄心命が紀伊国にて天皇の代理で神祇祭祀を行い、その際に影姫との間に武内宿禰が生まれたと紀には記されています。
◎生誕地としては肥後国にも伝承があり、祀られる神社も北九州の方が多いようです。肥後国で生まれ、その後紀伊国に移住したとも考えられます。そもそも5代の天皇に仕えたという伝説の人物、数人の事蹟がまとめられているのかもしれません。
◎紀国の歴史を丹念に調べ上げたなかひらまい氏は、名草郡の人々が「紀氏」と姓を変えていき、そのなかで大和王権と密な関係を結んだのが「紀国造」家であろうとしています。それとは逆に大和王権とは結び付かなかったのが「紀朝臣」であろうと。その「紀朝臣」から輩出されたのが武内宿禰。神功皇后ゆかりの地も多く、武内宿禰が当地で出生したという可能性も。





伝説の産湯わ汲んだ井戸。