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ZEL's:写真とジオラマとプラネタリウム

趣味は写真、プラネタリウム巡り、科学施設巡り、ジオラマ初心者、フィギュアスケート観戦、かつてはゲーム音楽の作曲も。
2021/8月にこのブログを開設。

虎塚古墳(茨城県ひたちなか市)。

全国的にはあまり知名度が高いとは言えない古墳ですが、大きな特徴があります。

石室内に壁画があるのです。

春と秋に一般公開があり、行ってきました。

 

 

 

 

受付で観覧料を払ってチケットをもらいます。

 

 

虎塚古墳は前方後円墳。こんな形をしています。

これはひたちなか市埋蔵文化財調査センターにある立体模型。

市内に住む小学生の作品。

 

 

わかりにくいかもしれませんが、小さな丘のようになっています。

こちらは後円側から見たところ。ここに観覧用の入り口があります。

 

 

 

石室内には一度に入れる人数を限定しているため、呼ばれるまでこのテントで待機します。

 

 

 

順番が来たら、石室が見られる観察室に入ります。

ここから先は撮影禁止。

このようになっています。

 

 

撮影禁止のため、ひたちなか市埋蔵文化財調査センターの実物大のレプリカでご紹介。

 

 

 

だいたいこんな感じで見ることができます。

高松塚古墳のような極彩色のわかりやすい絵ではありませんが、原始的な力強さと、謎めいた雰囲気。しかも非常に保存状態が良いです。

 

これには理由があり、石室内が置かれていた環境・状況をできる限り守っている、ということ。どういうことかというと・・・

 

いまから50年前(1973年)に発見されたときに、非常に保存状態が良かった。

つまり埋まっていた状態の温度や湿度が、一番保存に適していた。

それならば、余計なことはせずそれを維持すればよい、という発想。

 

高松塚古墳は発見後に人が入り込むことによって、環境が変化してカビなど劣化が進んでしまいました。

虎塚古墳では、発見されたときに石室内の温度湿度を測定。それの温度湿度を維持できる春と秋のみ公開。あとの時期は封鎖しています。

おかげで50年経った今でもこんなに状態の良い壁画を見ることができます。

 

 

今どきは何でもキャラクター化ですね。

「虎塚ちゃん」というキャラが生み出されていました。

 

 

 

 

次回は、ひたちなか市埋蔵文化財調査センターをご紹介します。

 

<訪問日:2024年3月>

最近、Amazonプライムで「海に降る」というドラマを見ていました。

有村架純主演の、しんかい6500が活躍するドラマ。

JAMSTEC全面協力です。

 

 

このドラマで、しんかい6500が母船の「よこすか」から発進するシーンがあり、これを再現したくなりました。

 

 

似たようなものを以前製作しました。

 

 

つまりこの「わだつみ2000」をしんかい6500に変更するだけで実現できます。

使用するものは下記。

 

(1)世界の艦船 Series01 しんかい6500 TAKARA 1/144

(2)日本沈没D2計画編 Aフレームクレーン TAKARA 1/144 

 

 

 

まず海面の写真を印刷します。

ついでに「よこすか」の船名表示も。

 

 

「よこすか」とは、しんかい6500の支援母船。

「わだつみ2000(しんかい2000)」の支援母船は「なつしま」でした。

Aフレームクレーンは「なつしま」になっているので、これを「よこすか」に変更します。

 

 

普通に考えると、「なつしまの表示をホワイトで塗りつぶす」→「よこすかのデカールを自作」→貼り付ける になると思いますが・・・

 

「よこすかの文字を紙で印刷して、ただ貼り付けるだけ」を選択。

これぞ「お手軽ジオラマ」です。

 

海面の写真を印刷してダイソーのコレクションケースに貼り付け。

台座と「よこすか」はネジで固定しました。

 

 

これでもいいのですが、海面が平面なのがイマイチです。

多少立体感を付けるために、グロスポリマーを盛ります。

 

 

前回、グロスポリマーと印刷インクが反応してしまい、白い文字が赤くなってしまいました。その反省を活かし、今回は印刷面に透明テープを貼りました。これで反応を防ぎます。

乾いたら完成。

しんかい6500 もスミ入れしました。

ちょっと写真ではグロスポリマーの感じはわかりにくいですね。

 

 

 

 

 

前回作成した「わだつみ2000」と並べてみました。

 

 

 

こうやってダイソーのケースに入れるだけでも、結構様になります(自己満足)。

日立製作所 水戸事業所(茨城県ひたちなか市)。

鉄道用の機器や、エレベーター・エスカレーターを製造している工場です。

エレベーター用の研究塔「G1TOWER」があることもでも有名。

こちらで6月に「さつきまつり」というイベントが開催されました。

 

 

この工場内には国産第1号電気機関車「ED15形」が静態保存されています。

こういうイベントの時にしか見られません。

 

「さつきまつり」では、写真撮影は登録すれば可能でしたが、その写真をSNSなどにアップすることは禁止。ですので、撮った写真をここに載せることはできません。

しかしその写真をもとに、「ED15形」の静態保存を雰囲気だけでも、お手軽ジオラマで再現してみました。

 

 

 

 

 

ウェザリングが素人すぎて大変申し訳ありません・・・

腕前が上達したら、再度やり直したいと思います。

 

こちらのキットを使用しました。

 

 

ステップや、看板が付いているのが再現にはもってこいです。

看板も、印刷して本物を再現しました。

 

 

土台部分は現地ではコンクリートでした。

例によって紙粘土を使って塗装。レールを埋め込んでいます。

このあとウェザリングしました。

 

 

「ED15形」のNゲージを入手するのが一番大変でした。

しかしこんなマニアックな静態保存をジオラマ化しているのは私くらいでしょう・・・

 

<訪問日:2024年6月>