世田谷区立中央図書館プラネタリウム(東京都世田谷区)。
住宅街の中にあるプラネタリウムです。
図書館に併設されているプラネタリウムというのがありますが、ここもそのひとつ。
学芸員さんのお仕事の兼ね合いの関係で、このような形が都合がよいのでしょうか。
ドーム直径:16m
投影機:五藤光学 CHIRON HYBRID
今回は上映が始まる前に、ちょっと意外な案内がありました。
「上映が始まるまでは、場内の写真撮影が可能です。もしよろしければ撮影してはいかがでしょうか?」
普通は、
「場内は撮影・録音禁止です」
「飲食禁止です」
「スマホの電源を切ってください」
といった禁止事項の案内が中心です。
もちろんここでも上映中の注意事項はありますが、「今のうちに撮影どうぞ」と積極的に勧められたのは初めてでした。
せっかくなので、私も投影機を撮影。
この日見たプログラムは、星空生解説+「まだ見ぬ宇宙へ」。
星空生解説は、夕方から始まり、日が沈んでいく。
そして、その後すぐに満天の星空へ。
この流れがとてもスムーズでした。
そして。
ケイロン・ハイブリッドの星空が、もう最高でした。
一等星がちゃんと「点」のまま、明るい。
明るい星だからといって、大きな光の丸にならない。
鋭い点像のまま、しっかり明るさがある。
この感じには覚えがあります。
以前、安城市文化センターで後継機のCHIRON IIIを見たとき、その星空のリアルさにかなり衝撃を受けました。
あのときは、
「満天の星空が恐ろしくリアル」
「奥行きがある」
「上品な星空」
と書いています。
あの星空は、CHIRON IIIだからこそ実現できるものだと思っていました。
ところが今回見ているのは、その前世代のCHIRON HYBRID。
それでも、一等星がきちんと点光源のまま明るく見える。
初代ケイロンでも、ここまで美しかったのか。
これは今回かなり驚いたところです。
もちろん、星空の見え方は投影機だけで決まるものではありません。
同じ投影機でも、ドームや投影機の調整、場内の暗さ、演出などによって印象はかなり変わると思います。
実際、以前の安城の記事でも、「同じ機械でもドームの品質や機械の調整によって星空の見え方は変わるのでは」と書いていました。
今回の世田谷も、そういう意味で非常に良い状態だったのかもしれません。
メガスターやカールツァイスともまた違った、鮮明な星空でした。
そして、「まだ見ぬ宇宙へ」。
私はこのプログラムを見るのは3回目です。
それでも、何度見ても素晴らしい。
特に好きなのが終盤。
銀河系を離れ、深宇宙へ向かっていく場面です。
遠くを見るということは、過去の宇宙を見るということ。
科学的にはよく知られた話ですが、それを映像として見せてくれます。
時間軸の目盛りが現れ、その中をどんどん過去へ進んでいく。
知識として知っていることでも、映像として見せられると実感がまるで違います。
今回あらためて見ても、やっぱり良い作品でした。
建物には立派な吹き抜けがあります。
図書館というより、かなりこだわって造られた公共施設という印象です。
そして、なんと。
食事のできる喫茶室がありました。
喫茶「レスト」。
私は以前から書いているように、科学館などに併設されたレストランが大好きです。
こういう施設では、カレー、うどん程度の簡単なメニューということも多いのですが、ここはかなり充実しています。
残念ながら今回は時間がなく、入ることができませんでした。
次回来ることがあれば、ぜひリベンジしたいところです。
<訪問日:2026年9月>









