街中の小規模施設:東海原子力館 別館(茨城) | ZEL's:写真とジオラマとプラネタリウム

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趣味は写真、プラネタリウム巡り、科学施設巡り、ジオラマ初心者、フィギュアスケート観戦、かつてはゲーム音楽の作曲も。
2021/8月にこのブログを開設。

東海原子力館 別館(茨城県那珂郡東海村)。

 

 

前回紹介した原子力科学館は「茨城原子力協議会」の運営でしたが、こちらは原発を持っている原電(日本原子力発電)の運営施設です。まさに宣伝のための施設。

 

もともとは東海原子力館(東海テラパーク)が東海第二原発の敷地内にあり、自由に見学できました。しかし昨今の原発のセキュリティ強化の影響か、そちらは事前予約制に変わってしまいました。

その代わりに、予約不要で自由に見学できる施設として、この「別館」が作られたようです。東海村の街中にあり、見た目は普通の店舗。

 

 

中身もこんな感じで、ちょっとしたパネル展示と、ビデオのみ。

主に、今実施している東海第二の安全対策を紹介していました。

 

 

私はすでに東海第二の見学ツアーでだいたい理解していたので、ここで特に目新しい情報はありませんでしたが、どんなことをやっているのかを知りたい方にはよいかもしれません。

 

東海テラパークのほうは世界の原子炉の種類や仕組みなどをガッツリ展示している施設なので、それと比べると全く物足りないというか、別物の施設です。

まあ原子力科学館と同様、もう原子力を前面に宣伝する施設というのは受け入れられないのが現在の状況とも言えます。

 

店舗の裏側の駐車場にも、展示がありました。

東海第二の防潮堤に使われている鋼管杭の実物。

本物は見学ツアーに参加しないと見られませんが、ここで見ることができます。

大きさがよくわかります。

 

 

東海テラパークの事前予約に申し込みたい気もしますが、もう撮影などは禁止かもしれません。そう思うとちょっと躊躇します。

 

<訪問日:2024年10月>