名古屋市科学館(愛知県名古屋市)。
本当はプラネタリウムを見たかったのですが、夏休みでもちろん満席。
せっかく来たのだから旧投影機 ツァイス MarkIVを見ていくことにしました。
いつ見てもカッコいい機体です。
これを iPhoneのLiDARカメラでぐるりと撮影し、3Dモデル化してみました。
単にぐるっと回って撮影しただけの動画ではありません。
Scaniverseというアプリを使い、3Dモデルとして取り込んでいます。それを回転させました。つまりアプリ上で自由にぐるぐると動かすことができます。
(以前ご紹介した、名古屋市科学館製のアプリと同じようなことができます)
これは3Dデータになっているので、加工して3Dプリンタで出力もできるようです。
しかし私が撮影したデータ自体は欠損部分が多くて、まともな模型にはなりません(投影機の上のほうなどは撮影できないので、細かいところのデータがない)。あくまで見るだけ。
さて、他に見たかったのはこちら。
これは「霧箱」といって、この透明な箱の中は冷却されたアルコールで満たされています。この中を放射線が通過すると、その通り道がイオン化され、アルコールの霧ができるという仕組みです。
百聞は一見に如かず、動画で御覧ください。
α線、β線などによって軌跡の出方が変わります。ずっと見ていても飽きません。
ドライアイスがあれば個人で作ることもできるようです。
しかし自然界でこんなにいっぱい放射線が見られるというのはちょっと不自然。これはおそらく、この装置の周囲に線源(放射線を発生させる元)が設置されているのではないかと推測します。
ほかの展示物を見ていて・・・ふと「私が子供の頃にあった展示物で、今も残っているものはないか?」と。
探すことにしました。
こちらは「スパークチェンバー」。
宇宙線が通り抜けるときに、光の筋と音が鳴る仕組みです。
昔の展示についても説明がありました。
光電管も壊れずにそのままなのでしょうか?素晴らしいです。
こちらは「ブラックホール」。ほかの科学館にもありますね。
こちらは「NKSじしゃく」。
非常に強力な磁石。今でこそネオジム磁石などが簡単に手に入りますが、昔は強力な磁石を日常生活で見ることはなく、物珍しい展示でした。
こちらは、振り子のように吊るされた容器の中から砂が出てきて、奇跡を描くもの。
こちらも昔あったと思います。
このぐるぐる回して歯車やカムが動くもの。
これ自体は新しいですが、昔はこういった歯車やカムの小型装置がたくさん並んでいて置いてありました。どれもこれも動きが不思議で、自分で動かせるところが楽しかったです。
ちょうど以前ご紹介した、東京海洋大学の百周年記念資料館にあったこちらのような展示でした。これ実に楽しいので、復活してほしいですね。
屋外に目を向けてみると、こちらも昔からの展示かと思います。
こちらは懐かしの展示とは関係ありませんが、ロッカーが元素の周期律表になっているもの。これだとどこに入れようかと考えてしまいますね。
ほかにも懐かしい展示がないかと探したのですが、見つけられませんでした。
(もしご存じの方がおられれば教えてください。できれば1970年代)
<訪問日:2024年8月>