今日は我が家のTV音響環境のご紹介。
5.1chならぬ4.1chシステムを組んでいます。
(センタースピーカーがないため4.1ch)
リアスピーカーは、対地震の落下防止のテープを巻いています。
フロントスピーカーやサブウーファーも、壁から転倒防止のワイヤーを張っています。
アンプ:ONKYO NR-365
フロントスピーカー:DIATONE DS-800ZX
リアスピーカー:DALI ZENSOR1
サブウーファー:ONKYO SWA-V50
図解を見ていただくとわかるとおり、部屋の形状の制限から、リアスピーカー(右)を置く場所がありません。仕方なく少し離れた階段に取り付けています。
このためリアは左右対称になっていません。
しかしこういう非対称形状でもうまく鳴らせるように、アンプで細かい設定ができるようになっています。
各スピーカーまでの距離設定。
各スピーカーの音量設定。
各スピーカーの音質調整。
この細かい設定を試行錯誤で調整した結果、ある程度満足のいく4.1chの音響に仕上げることができました。
映画やライブ映像を聴くと、非常に臨場感があります。
でも最初からこのシステムで組んでいたわけではありません。
もともとは、ONKYO BASE-V50付属の小さいスピーカーをリアに、DALI ZENSOR1 をフロントで組んでいました。
しかし迫力も臨場感もなく、全く期待した音にはならず。
これは何が悪いのかと、悩みました。
以前アパートに住んでいたとき、DIATONE DS-800ZX をオーディオ兼TV用のスピーカーとして使っていて、とても良い音を聴かせてくれていたことを思い出しました。
このスピーカーは就職して間もないン十年前、オーディオを一式揃えるときに購入したもの。
今ではもう年代物です。
家を建ててからは、自室でオーディオ用として置いていました。
本当は自室でバリバリ鳴らすつもりでしたが、スピーカーはスタンドで床置き。
自分は椅子に座ってデスク上でPCに向かうスタイル。
耳の高さが合っておらず、うまくセッティングできませんでした。だからリスニングは主にヘッドホン。
結局DS-800ZX を活用できず、置物になってしまっていました。
そんな置物として長年放置されていた DS-800ZX。この機会に再利用してみようと。
自室からリビングに移動。
その際に、DALI ZENSOR1は、フロント → リアに変更。
サブウーファーは要らないのかもしれませんが、低音を補強する意味で使用。
音質調整がてこずりましたが、音響は段違いに良くなりました。
例えば、タバコに火が付いたときのようなかすかな音も、よく聞こえます。
今までは全く聞こえなかった音です。
リアの音も、まるで耳のそばで鳴っているかのような迫力。
5.1chにこだわったような映画だと、音がぐるぐる回ります。
セッティングで一番気を付けたのは、「耳の高さにスピーカーを合わせる」こと。
DS-800ZX はソファーに座ったときにちょうど耳の高さにツィーター、スコーカーが来ています。
同じように、ZENSOR1も耳の位置になるように高さを合わせました。
これが一番効果がありました。
こうして劇的に改善した環境で映像を見てみると、映画の半分は「音」だな、と思わされます。効果音がよく聞こえることで、映像体験が全く変わりました。
もっと本格的にホームシアターを極めている方から見れば貧弱なシステムですが。
あまりお金をかけずにここまでの効果を得られたこと、そして、置物でくすぶっていた年代物のスピーカーを再利用できたことに満足しています。