気象庁地磁気観測所(茨城県石岡市)。
何それ?と思う人が多いでしょう。
地球の磁気の観測を行っている施設です。
1913年からここでずっと観測を行っており、世界的にも貴重な施設のようです。
今回、Nikon1 J1というミラーレス一眼で撮ったのですが、なんとレンズが故障しておりフォーカスが全然合っていません(泣)。樽型歪みもひどいですね。
残念ながら、絵的には見どころ的なものが少ないです。
広大な敷地に、建物がいくつかあります。
ですが、大正時代に建てられたためか、おしゃれなものが多い。
レリーフとか。
本館(第一庁舎)(大正14年)。
空中電気室(大正14年)。
なぜかキラキラしているのは無視してください。
実験室(大正13年)。
さて、地球のN極/S極が何度も逆転しているのは有名な話ですね。
最後の磁気逆転の時期は約77万年前だそうです。
では、なぜ逆転が起こるのか?
スタッフさんに訊いてみました。
「わかりません!」
なんと、解明されていない謎だそうです。
マントルの対流の状況の変化、など説はあるそうです。
まだ解明されていない謎があるなんて、面白いですね。
<JR常磐線、車内の照明が消える謎>
さて、この地磁気観測所に関わるお話がもうひとつ。
JR常磐線が通っているのですが、観測への影響が少ない交流電化でないとダメとのこと。
常磐線は取手まで直流なのですが、この付近を交流とするために、取手 - 藤代間にデッドセクションを設けてわざわざ切り替えています。
昔、常磐線に乗ったことがある方は、取手 - 藤代間で車内の電気が消えるのを覚えているかと思います。あれは、実はこの地磁気観測所のためにやっていたんですね。
今では、車両が工夫されて車内の電気も消えなくなりました。
<訪問日:2018年10月>