我が家の唯一のTV、「Wooo L47-GP1」の画面が映らなくなってしまった。

音声は出る。

購入してから7年ほど。故障にはまだ早い気がする。

ともかくも修理ということで日立チェーンストールに連絡。

さすが町の電気屋さん、引き取りと同時に何も言わずに代替のTVを持ってきてくれた。

 

修理にいくらかかるんだろう。

しかしこれは今では貴重な3D対応TVなのだ。多少かかっても直すつもり。

待つこと数日。

かかってきた電話にビックリ。

 

     「修理できません」

 

できないってどういうこと?

どうやら電源系の基板故障なら直せるが、これは液晶パネルがダメらしく、その場合はもう修理できないとのこと。部品在庫がないんだろうなぁ。

 

こうなるともう買い替えしかない。

TVを買い替えるとは全く考えていなかったので、慌ててリサーチ。

今から買うなら4Kでしょう。

しかし何がいいのかサッパリわからない。

各社のカタログをもらって調べること1日。

何とか機種を決めて発注。

すでに持っているDIGAとの相性を考えて、ビエラの4K液晶に。

もちろん有機ELのほうが綺麗だけどまだまだ高い。

今回のようにパネル故障が数年で起きたら・・・と思うとまだ手は出ない。

 

さて、故障したWooo GP1は内蔵のHDDがある。

さらに外付けのiVカセットにも録画がいっぱい残っている。

これらが見られなくなってしまった。

実は、ネットワーク経由でWoooをサーバとして録画を見る方法はある・・・けど、その設定をONにしていない!!

以前一度やったが、あまり使わないのでOFFにしてしまったのだ。

後悔先に立たず。

家族が見たかった番組もいっぱい残っていて、諦めきれない。

 

ネットで調べると、方法は2つ。

 

(1)ネットワーク経由でWoooをサーバとして録画を見る

(2)内蔵HDDを取り出して、iVカセット化して別の機器で見る

 

(1)は機能としてはできるが、問題は画面が見えないブラインドの状態でどうやってその操作をするのか?ということ。

実際、取説を見ながらやってみたが、うまくいかない。

現在、メニューのどこにいるのかがよくわからないので、全く意味のない操作をしていると思われる。

(あとでわかったことだが、同一ルータに接続していなかったので、例え操作が合っていてもダメだった)

これは断念。

 

(2)は、普通のTVでは著作権プロテクトの関係でできないが、Woooの内蔵HDDならではのテクニック。

Woooの内蔵HDDは、iVDR-Sという特殊な規格になっていて、これはつまり差し替え可能なiVカセットと同一なものが使われているらしい。

だから内蔵HDDを取り出して、iVカセットに入れ、再生できる環境で見ればいいとのこと。

 

しかしここでまた問題が。

Wooo GP1は、実は日立が自社製造を中止した後に出た機種。

だから中身が日立製ではなく、他社のOEM品ではないか?ということ。

Woooを名乗っていながらも、フナイ製、三菱製、パナ製などがあるらしい。

そうなるとアウトだ。

ただネットの情報では、スペックから日立製の可能性が高いのでは、と。

 

とにかく、もう他に手はないのだから分解するしかない。

で、開けてみました。

HDDに「iVDR-S」という文字があるかどうかが鍵とのこと。

 

 

 

あったああああああああああ!!!

 

さて、このHDDをiVカセット化しなければ。

かつ再生環境も。

 

実は3D対応TVを諦めきれず、中古の32型WoooがiVカセット付きで出ていたので衝動でポチっていました。

(それなら4K買わなくてよかったのでは・・・)

(最初から中古Woooのもう少し大きいのを買えばよかったのでは・・・)

でもまあ、中古はまたすぐ壊れるかもしれないし!

 

とにかく、iVカセット化です。

中古のiVカセットを分解。

これには特殊なドライバーが必要なのだけど、ご丁寧に型番までネットに情報が出ている。

 

 ・アネックス(ANEX) スーパーフィット 差替ヘクスローブドライバービット 精密 両頭 3本組セット ケース付 No.3602

 

これで難なく分解完了。

HDDを入れ替える。

 

 

もともとのHDDと、取り出した内蔵HDDは厚みが若干違っていたけど、ゴム部品を撤去したら何とか蓋閉めできた。

これを中古のWoooに入れてみる。

無事認識し、録画リストが表示されました!

感動!

 

このあとは、中古WoooをDLNAでDIGAに接続。

ネットワーク経由でダビングもできました。

便利な世の中になったものです。