ヘッドホン買い替え。HD580→HD600 | ZEL's:写真とジオラマとプラネタリウム

ZEL's:写真とジオラマとプラネタリウム

趣味は写真、プラネタリウム巡り、科学施設巡り、ジオラマ初心者、フィギュアスケート観戦、かつてはゲーム音楽の作曲も。
2021/8月にこのブログを開設。

ヘッドホンを買いました。 

もともと持ってたのがゼンハイザーのHD580、買ったのがHD600。 

知り合いから「ヘッドホンが欲しい」と相談を受けてるうちに自分も欲しくなって買ってしまったというわけ。

HD580は正直いつ買ったのかわからない。少なくとも15年は経ってると思う。

 

 

HD580は本当に素晴らしいヘッドホンで、フラットな音質、音源の定位と分離、疲れない装着感。

音楽制作用のモニターとして申し分ない出来だった。 パッドが劣化してもケーブルが断線しても交換パーツが手に入って新品同様になるところもさすがゼンハイザー。

 

そんなHD580も長年経って劣化している疑惑が。

中音域が目立って低音高音が足りないような気がする。

そんなところに知り合いからの相談もあって触発され、HD580の互換のHD600を注文した。(HD580はもう廃番なので)

 

さてHD600が届いて早速聞き比べ。 

低音高音とも出てる!やはりHD580は劣化していたのか...(ところがこれは間違いだったことが後で判明する) 

しかしそれ以外はひどいこと!定位も分離もあったものではない。HD600を買ったのを一瞬後悔するレベル。

でもこれはもちろんエージングしてないから。

 

ここからHD600をエージング開始。曲をリピート設定にして何時間も流しっぱなし。無人運転。

これだけで音が変わるのだから不思議。 だいたい24時間ぐらい経つと、見事に定位も決まり、HD580と同じような鳴り方になってきた。エージング大事。

 

HD580は、知り合いに譲ることになっていたので、パッドを交換して内部を清掃。

ここであることに気づく。 スピーカーユニットが、爪からずれて、抜けかかってる。 

もしやと思って押し戻して聴いてみると...低音がバッチリ出る! 

なんと低音が不足してたのはこのせいだった。

 

低音の復活したHD580とエージングが進んだHD600を聴き比べると、もうほとんど違いがわからない。

わずかにHD600の方が澄んだ高音が出てるくらい。  

それにしても、経年劣化を感じさせないHD580の凄さ。新しいオーナーのところでも頑張ってほしい。

 

ところで、新しいヘッドホンを買うにあたって、HD650、HD660S、HD800Sも検討しましたが...レビューを見る限り、HD580を凌駕するような評価が見当たらなかった。高いしね。 

やはりHD580のようなフラットな特性がいい、音場も広くて分離がよくて、となると、HD580になってしまう。

 

つまり正当な後継機であるHD600が、ベストバイになってしまった。一番安いし。

それでもHD580を買った時のバーゲン価格(25k¥)に比べると高いけど。 

でもまあ良い買い物でした。これからまた十年以上活躍してもらいます。