我らジャンヌ~少女聖戦歌劇~in大阪シアターBRAVA初日昼夜! | けいていのブログ

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私の趣味のこと(℃-ute、ハロプロ)
仕事のことを思いつくままに綴ります。

「スマイレージ、恐るべし!」
最後のゲキハロ公演はこの一言に尽きると思う。


 
 
昨日22日(日)はいつものシアターBRAVA!での
劇団ゲキハロ最終公演「我らジャンヌ~少女聖戦歌劇~」の
昼の部(リバース)と夜の部(トゥルース)に参戦してきた。
池袋でトゥルースバージョンを観た際に、
是が非でもリバースも観たいと思って、行った訳だが、
こちらのバージョンにとんでもない「ツボ」があった!
それは追々述べるとして、トゥルース、リバース両バージョンを観た上での
各キャストごとに私の好みだった方について語っていきたいと思う。
因みに昼の部は1階J列右寄り/夜の部は2階C列右寄り。
(夜は当日券で入った。)


●主役・ジジ(トゥ:菅谷梨沙子/リバ:和田彩花)
イングランドに占領されたメスの街の花売り少女。
5年前に処刑されたジャンヌ=ダルクの声を聞き、
偽ジャンヌとして街の解放戦線の先頭に立つ。


◎和田彩花:彼女の線の細さが、ジジの持つ「弱さ」を上手く、綺麗に
表現できていたように思う。それがジャンヌに目覚めてから、
凛々しくかつ強くなっていく様がより引き立てられていた。
歌声も梨沙子に比しての高い声が非常に心地よく、演技も申し分ない。


●ジャンヌ=ダルク(トゥ:和田彩花/リバ:菅谷梨沙子)
フランスの解放のため戦った歴史上の聖少女。
5年前に処刑されたが、ジジの前に立ち、彼女に意志を託す。


◎和田彩花:ジャンヌもジジと同様、その「儚さ」を彼女の線の細さが
よく表わされていたように思う。佇まいも非常に綺麗であった。
また、もっと近くで観れてたら、その視線の強さにも痺れたかもしれない。


 
 
●オルガ(トゥ:熊井友理奈/リバ:福田花音)
ジジの親友でジジのことを何かにつけて見守っている。
ジジがジャンヌになることを最後まで反対したが、認めてからは
ジジのことを全力で支える存在に。


◎熊井友理奈:ここも池袋で観た初見のまま。その大きさを生かした
ジジを包み込む優しさは彼女しか表現できないだろう。
かにょんもよく頑張っていたとは思うが、ジジより小さいオルガでは・・・


●ルネ=ダルク(トゥ:福田花音/リバ:熊井友理奈)
ジャンヌ=ダルクの妹。兄たちと共に、ジャンヌ復活を目論む。


◎福田花音:ここはオルガとは逆で小さいルネの方がしっくりきていた。
大阪ではいきなり金髪のオルガには面食らったが、ルネは自然だった。


●ヴァイオレット(トゥ:須藤茉麻/リバ:中西香菜)
メスの街に住むジジの友人。ジャンヌ=ダルクのファンで憧れの思いが強い。


◎中西香菜:トゥルースのアネモネ役で初演技にしては上手いなあと感じた彼女。
この騒動を巻き起こす物語のムードメーカー的なヴァイオレットも伸び伸びと
明るく演じられていたと思う。アネモネに窘められるシーンとかかなり可愛い。


●アネモネ(トゥ:中西香菜/リバ:須藤茉麻)
メスの街のアネモネ酒場の女主人。ジジたちを色々とサポートする。


◎須藤茉麻:ここはもう彼女の「貫録勝ち」。酒場を切り盛りする役なんて、
ハローでは圭ちゃんか茉麻しかできないであろう。
かななんも上手く演じていたが、ヴァイオレット茉麻を窘めるシーンは
ちょっと無理があったように思う。


●マリオン(トゥ:夏焼雅/リバ:田村芽実)
イングランドのフリードリッヒ将軍の娘。スパイとしてメスに潜入し、
ジジたち解放軍を混乱に陥れる。


◎田村芽実:雅が足の怪我で全力を出せなかったのかもしれないが、
大げさ過ぎると言ってもいいくらいの大きな演技は非常に舞台映えした。
この子は地声がでかいのか、いつも騒いでいるからなのか、声の通りもいい。


●コンスタンス(トゥ:田村芽実/リバ:夏焼雅)
メス解放軍のリーダー。ジジ=ジャンヌの力を得て、攻勢に転じる。


◎田村芽実:この子は元々ミュージカルの経験があるらしいが、
こちらの女リーダー役も、年齢(14歳)の割には、見事にはまっていた。
噂通りの「女優さん」だと思う。


●ルーパート(トゥ:清水佐紀/リバ:竹内朱莉)
イングランドのフリードリッヒ将軍の腹心。異端者と呼ばれても、救ってくれた
将軍に忠誠を誓い、どこまでも付き従っていく。


◎竹内朱莉:昨日観たリバースバージョンでの最大の「ツボ」が彼女。
トゥルースのキャプテンは真面目に「フリードリッヒ将軍!」と
上官に向かって、堅苦しく、きっちりと呼びかけていたのに対し、
竹ちゃんは「おっちゃん!」と凄く馴れ馴れしく呼んでいたのである。
この二人の役のギャップにリバースを観ている間、竹ちゃんの
「おっちゃん!」の呼びかけに終始悶え楽しんでしまっていた。
更に最後の台詞「おっちゃんを守るんだ!」にこの竹ちゃんルーパートの
良さが凝縮されていたように思う。
で、昼のリバースの後のハイタッチ会が、ちょうど、この二人だったので、
もうこれは竹ちゃんの「生おっちゃん!」を聞くしかない!と思って、
私は彼女とタッチする際、自分を指差して「おっちゃん!と呼んで」と言ったら、
間髪入れず「やだ!」の一言でかわされてしまった。
ここでもし、間近で「おっちゃん!」と言われていたら、
彼女に完全にはまってしまったことであろう。あー、危なかった!(笑)


●リリー(トゥ:竹内朱莉/リバ:清水佐紀)
メスの街の教会のシスター。神父に拾われ、養われているが、
常に神父と喧嘩ばかり。ジジにも批判的。ぬいぐるみを抱いている。


◎竹内朱莉:この物語の笑いを一手に引き受けているシスターズ。
スマチームの方が溌剌としており、神父との喧嘩も全力で殴っているようで
非常に面白かった。昨日のトゥルースでは、喧嘩が行き過ぎ、神父が二人を
袖にはけてしまっても追っかけていき、二人は物凄い悲鳴を上げていた。
いったい何があったんだぁ!?


●ハロルド(トゥ:徳永千奈美/リバ:勝田里奈)
もう一人のフリードリッヒ将軍の腹心。ルーパートと常に二人で行動する。


◎勝敗なし:この役が一番印象が薄かったかな。剣の腕は立つが、ルーパートと
同等だし、目立つシーンはほとんどなかったように思う。


●タチアナ(トゥ:勝田里奈/リバ:徳永千奈美)
もう一人のメスの街の教会のシスター。リリーと常に二人で行動する。


◎勝田里奈:シスター初登場シーンが唯一といってもいいアドリブポイント。
キャプ千奈は二人で組んでキャプのぬいぐるみをガンガン殴っていたが、
りなぷ~は一人でスマイレージの振り付けの練習をしている。
池袋では「美人ママ」だったが、昨日の夜は「ヤッタルチャン!」だった。


こうして述べてくると、Berryz工房側の2勝9敗1分けで
スマイレージの圧勝ということになる。
(桃子は独り寂しくナレーター役のシングルキャスト)
確かにベリメンはこれまで相当の場数を踏んでおり、演技に余裕さえ
感じることがある。それが、今回、スマと組んでやることで、その余裕が
悪い方向に作用してしまったのではないか?
スマメンからは、先輩たちに対して、「助けられた/支えられた/一緒にできて
よかった」と絶賛の感想が述べられているが、観ている側からすれば、
スマの活きの良さばかりが目立ち、ベリはまとまり過ぎていて物足りないと
いった感想になってしまうと思う。
実際、お仲間も「スマの完全勝利。オルガもかにょんの方が良かった!」と
言っていたくらいだし。
スマイレージについては、この前の夏ハローではライブパフォーマンスの
熱さに驚かされたが、今回の舞台でもその演技力の高さに驚かされた。
やはり、ハローの血を引くものはダテじゃないな。


さて、リピート特典のハイタッチ会には昼夜参戦した。
狭いロビーに長い行列が作られて、執り行われていたが、
タッチはほんの一瞬で、話す余裕はほとんどなかった。
昼は述べた通りだが、よく竹ちゃんに返事をもらえたもんだ。
まあ、あとのキャプとは接触した感覚が全くなかったが。
で、夜の部は彩ちゃん/桃子/梨沙子の3人であったが、
ここも、「両方よかったよ!」と彩ちゃんと梨沙子に声をかけるのが精一杯。
「ジャンヌもジジもよかったよ!」なんて言ってる間がなく、
こちらも間の桃子の印象がほとんどない。


 
 (リピーター特典のL判写真)


本日23日の朝公演で、無事にゲキハロ最終公演は千秋楽を迎えたようだが、
劇団ゲキハロは、第一回公演のタイムスリップto圏外以来、
何回くらい観てきただろう?また改めて呼び起こしてみたいと思う。