そもそもバスドラムとはどんな楽器でしょう?
ドラムセットで言うと、地面に横に置いてある一番大きな太鼓、これがバスドラムです。
大太鼓と思ってもらって問題ないでしょう。

これを、足でペダルを踏むことで動くバチ(ビーターといいます)で叩きます。
ビーターの先にはフェルトがついているので、木のドラムスティックで太鼓をたたくのとは違い、アタック音がやわらかいです。
この音をマイクでひろってスピーカーから出すと、胸を直接ドンドンくるような低音が出るんです。
僕が初めてスピーカーから出るバスドラムの音を聴いた時は『あ、これ心臓止まる!』と思いました(笑)
そんな胸を打つ低音を、どうやって人間の口から出すんだろう?
男性ならともかく、声が高い女性ではむりなのでは??
そんなことありません。
一般的なマイクには、中に『ダイアフラム』と呼ばれる、振動を電気信号に変換する装置がついてます。
音は空気の振動ですからね☆
振動の周期が遅いほど音が低い…と理科の時間に習いました。
その『ダイアフラム』を、物理的に直接揺らしてやればいいんです!
マイクにフッと息を吹きかけると、“ボフッ”って音がしますよね?
あれは空気の塊がダイアフラムに当たって振動することで、マイクが『あ!低い音がきた!』と勘違いしてるんです。
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