【バスドラムの出し方その1】~バスドラムとマイクを知ろう | アカペラひとすじ!ボイパはつらいよ

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ボイスパーカッショニスト、つるのBlog。
アカペラの役立つ情報や作品紹介、音楽の話やレコーディングの話、活動報告など、ミュージシャン兼制作マンの毎日をつづっていきたいと思います!

今回はボイスパーカッションの音色の中から、バスドラム(キックともいう)の効果的な出し方についてお話ししたいと思います。


そもそもバスドラムとはどんな楽器でしょう?

ドラムセットで言うと、地面に横に置いてある一番大きな太鼓、これがバスドラムです。
大太鼓と思ってもらって問題ないでしょう。
 
これを、足でペダルを踏むことで動くバチ(ビーターといいます)で叩きます。
ビーターの先にはフェルトがついているので、木のドラムスティックで太鼓をたたくのとは違い、アタック音がやわらかいです。


この音をマイクでひろってスピーカーから出すと、胸を直接ドンドンくるような低音が出るんです。
僕が初めてスピーカーから出るバスドラムの音を聴いた時は『あ、これ心臓止まる!』と思いました(笑)


そんな胸を打つ低音を、どうやって人間の口から出すんだろう?
男性ならともかく、声が高い女性ではむりなのでは??


そんなことありません。


キャプテン翼の翼くんはボールと友達になりましたが、バスドラムを重たく出すにはマイクと友達になればよいのです!
 

そもそもマイクの構造はご存知でしょうか?

一般的なマイクには、中に『ダイアフラム』と呼ばれる、振動を電気信号に変換する装置がついてます。
音は空気の振動ですからね☆
振動の周期が遅いほど音が低い…と理科の時間に習いました。


その『ダイアフラム』を、物理的に直接揺らしてやればいいんです!

マイクにフッと息を吹きかけると、“ボフッ”って音がしますよね?

あれは空気の塊がダイアフラムに当たって振動することで、マイクが『あ!低い音がきた!』と勘違いしてるんです。

その勘違いを利用しましょう
(友達を騙して利用してるなどと思わないように!(笑))


では具体的にどのように勘違いさせるのか?(笑)
それはその2をご覧ください!

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