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今日は東京は風が吹いて冷えの緊張を感じますね。皆さん温かくお出かけください!

 

 
では最近の施術経過と症例解説です。
 
 
●問診メモ
 
・クライアントは成人女性
・清掃の業務をしていて、数種類の洗剤、薬品に日常的に触れる。
・手指の湿疹の改善、回復を目指したい
 
 
 
●オステオパシー フローティングでの治癒の経過と療法
 
 
【キーワード】
 
手のかゆみ、手湿疹、頭痛、腰痛、洗剤アレルギー、薬品アレルギー
 
 
 
久しぶりにイラストを作成してみました。
 
1回目の施術から3週間近く経過し、頭痛、腰痛は気にならなくなっている。
手のかゆみや湿疹は若干軽減しているとのことで、更なる治癒回復を目指します。
 
立位で全体傾聴を行うと、首の付け根の膨張性の筋肉の張りを感知しました。
特定テストにより、これは心膜後方から気管にかけての膜性の緊張であることが分かります。アレルギー反応も示されるので、ご持参頂いた仕事用品との関連を調べると、特殊素材の手袋と反応が一致しました。
 
心臓、気管の膜性の緊張は、頭方への神経血管を緊張させています。これは頭痛に影響する様子なので、この一連の緊張を解除します。
 
実際の調整としては、
 
・アレルギー反応解除(免疫系を介して)
・肝臓の機能回復(足、脊椎を介して)
 
を順次行います。
 
次は、胸部(呼吸器)から治癒回復の要求が示されます。
胸部の左半分が内臓側から緊張状態にあり、ここは洗剤のアレルギー反応が出ています。
 
関連する機能制限として、左上半身と気管周囲のリンパ還流の問題が示されています。
この左上半身の機能制限が、特に治癒が遅れている左手の湿疹、かゆみと関係していると思われます。
 
実際の調整としては、
 
・アレルギー反応解除(胸部、後頭部の自律調節中枢を介して)
・体腔音響発声法(気管粘膜、筋膜と周囲のリンパ系の活性化)
・左半身のリンパ系の活力回復(足、上肢、鎖骨を介して)
 
これらを順次行います。
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この時点で、手荒れと痛みの部位からの局所反応、全身の緊張反応がほぼ解除されました。これで更なる治癒回復に向かえると思います。
 
念のため、現時点で身体に合わない手袋、洗剤の使用は控えるようにアドバイスしました。
 
今回のケースの様に、しつこい湿疹、手荒れの調整は、アレルギー物質や素材をある程度特定して対策した方が良いと思います。分からない場合は、当院のアレルギー物質、チェックリストからもある程度はお調べできます。
 
免疫系や解毒系、リンパ系などの機能回復も合わせて必要になるため、施術は優先順位をみがら毎回慎重に行います。
 
それでは良い治癒回復の流れに乗れますように!
 
 
★ ☆ ★記事執筆、監修★ ☆ ★
 
FLOATING/フローティング
 
オステオパシー手技療法を軸に、ホリスティックな身体の分析と調整を行う専門院。
 
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