読書の春 | yuruyurumamaのひとりごと~ふたたび

yuruyurumamaのひとりごと~ふたたび

10年近くやってきたヤフーブログから引っ越してきました。
また新しい世界で日常を書いていきます。

 

今年の春ははっきりしないお天気の連続で

外出も控えめでした。

 

その分、読書の時間が取れ

いい本にも出合えました。

 

「世界で一番透きとおった物語」

 

 

“電子書籍化絶対不可能”&“ネタバレ厳禁”、30万部突破。
絶対に予測不能な衝撃のラスト――

あなたの見る世界は『透きとおる』。
 

わたしはこの言葉に引きつられ

先を急いで読みすぎて

消化不良のまま終わってしまいました。

 

ネット上の感想を読んでいると

最後のある部分に大きな意味があるようですが

どうもそこがすんなり理解できず

今に至っています。

 

これはもう一度読み直す必要がありまそうですアセアセ

 

クローバー クローバー クローバー クローバー クローバー

 

 

「人生写真館の奇跡」

 

 

天国までの道の途中に佇む写真館。

ここには、訪れる死者の人生が写真に収められ保管されている。
ここで死者は、人生を振り返りながら

自分が生きた年数だけの写真を選び

自らの手で走馬燈を作るのだ――。
そんな人生最後の振り返りの儀式を手伝うのは

写真館に来るまでの記憶をなくした青年、平坂。
九十二歳の老婆が選んだバスの写真

四十七歳のヤクザが選んだクリスマス・イブの写真
そして七歳の子どもと笑顔を浮かべる青年の写真。

「たった一日ではありますが、過去に戻って

一枚だけ写真を撮り直すことができます」
と平坂は言い、訪れた死者をそれぞれの過去へと誘う。
記念すべき日のあの時に戻り、思い出の写真を撮り直しながら

彼らは人生の最期に何を想うのか。
そして平坂に訪れる、悲しくも優しい結末とは……。

3つの物語が紡ぎ出す、感動のミステリー。

 

昨日、読み終わりました。

 

面白かった!

 

日頃、録画しているビデオを

1.5倍速で観ることが多くなっていますが

どうも本も読むときにもそうなってしまったのが残念。

 

もっとじっくりと味わいながら読めばよかったです。

 

とってもいい内容でした。

 

クローバー クローバー クローバー クローバー クローバー

 

”明治は遠くなりにけり”

 

わたしが高校生のときに

よく言われていた言葉です。

 

わたしの祖父母は明治生まれ。

 

60代後半から70代くらいだったかと思いますが

とても今のそれとは比較にならないくらい

老けていました。

 

母方の祖母は47歳で亡くなりましたが

祖父は70代後半まで存命でした。

 

父方の祖父母もたしか早くに亡くなっています。

 

そもそも祖父母たちとの交流がほとんどなかったので

この程度の情報しか得ていません。

 

そして今、自分が70代になり

明治生まれの日本人男性が

この地球上から消えてしまいました。

 

 

女性はまだ数名いらっしゃるかもしれません。

 

次の大正は15年しかなかったので

こちらは早くなるでしょう。

 

義母が90代になったころには

ご近所さんや義母の友人知人はみんな

鬼籍に入ってしまっていました。

 

ご近所さんの噂話をしていて

「それで、今、その方はお元気なんですか?」と尋ねると

義母の答えは決まって

「このあたりの人たちはもう全滅した!」

 

その元気のいい返事にはいつも

吹きだしてしまいました。

 

全滅、という衝撃的な言葉も

義母にかかれば笑い話でした。

 

そんな義母も8年前にあの世へ。

 

でも「人生写真館の奇跡」を読めば

義母は決して”全滅した”中には入っていないような

楽しい気持ちになれます照れラブラブ

 

さあ・・読む本がなくなりました。

 

今日は歯医者さん。

 

帰りにブックオフにでも立ち寄ってみましょう。