全日本総合選手権大会終了しました | け~たコーチの奮闘日記

全日本総合選手権大会終了しました

おはようございます

 

12月2日(日)まで東京都・駒沢オリンピック公園総合運動場体育館で行われていた「全日本総合選手権大会」が終了しました。

トナミ運輸勢は男子ダブルス園田啓悟・嘉村健士ペアが見事優勝!!男子シングルス西本選手、ミックスダブルス保木・永原ペアは決勝で敗れたものの準優勝を果たしました。

全日本総合選手権大会の詳しい試合結果はこちらから

2日(日)の決勝は私は男子シングルス、男子ダブルスのコーチ席に入り、トナミ運輸チームのサポートをしていたのですが

男子ダブルス園田・嘉村ペアは昨年、準決勝で敗れた遠藤・渡辺ペアに快勝!!正直、準々決勝・準決勝と激戦で勝ち上がり、体力的に大丈夫かな??と思いました。しかし、準々決勝の橋本・佐伯ペア、準決勝の保木・小林ペアともにベストパフォーマンスで園田・嘉村ペアに挑んできていた試合を接戦で奪っていたので、その分、いろいろ場面でも対応できるのではという期待もありました。決勝はこちらが言う事ないくらいベストな試合運びの快勝で見事優勝を果たしました!!コーチ席で「頑張れ!!」「いいぞ!!」「ナイス~」くらいしか言う事ない時は選手がいい時でそれ以上、言わない方がいいんだなと思いました。やはり試合中は選手とコーチがこの会話程度で終わるのがベストなんだなと改めて思うくらいい試合でした!!

男子シングルス西本選手は世界ランキング1位で世界チャンピオンの桃田選手に挑み、敗れはしましたが75分の激戦で今、持っている力は出し切れたのではないでしょうか??第1ゲーム序盤から大きくリードを奪われ、桃田選手のカット(ドロップ)がほぼすべてサービスラインの前に落ちる正確なショットで西本選手の動く範囲がとつもなく多く、桃田選手もいい態勢で打てる事が多くこのゲームを奪われました。第2ゲームはこのまま正攻法でやっていても負けるのはわかっていたので、かなりのリスクはあるものの、第2ゲームを奪い、勝つ可能性を追いかけるために、インターバルで風下になるコートもあって戦略を変えて勝負してみました。正直、これをやると絶対ファイナルゲーム序盤でフィジカルが持たないのはわかっていたのですが、やらなければ簡単負けてしまうのでトライしてこのゲームを奪い返します。第3ゲームはインターバルで苦しいかもしれないけど、なんとかこのコート(風上)で8-11で折り返せ!!とはっぱはかけましたが、本人も試合後にわかっていたけどもう足が止まりました・・・。となり、本人も出し切った結果敗れたんだなと思いました。

試合後にナショナルチームの朴ヘッドコーチとお話させてもらって、第1ゲームを奪われて、第2ゲーム前に朴ヘッドも他のコーチに西本が勝つなら、私達が取った戦略でやらないといけない、だけど、それをやるとフィジカルが持たないでしょうと話をしていたようです。朴ヘッドも桃田に海外の選手が勝つには相当なフィジカルがあって、最初から最後までずっとスピードを持続できる選手が勝てて、ストローク勝負の選手には絶対負けないです。というのがよくわかりましたが、あのショットのクオリティーでこちらに飛んでくるのに、フィジカルを最初から最後まで持続するのは正直、無理だろうと思うくらい凄い選手ですね。

私も2年前まで桃田選手のコーチ席に入り、その頃から凄い選手はわかえっていましたが、勝つ事を最優先に戦ってましたが、今は立場が変わり、桃田選手を相手側から戦ったり、映像や生でみたりする機会も増えて、改めて凄さもわかりますし、あの独特なステップをジュニア選手にヒントをだせないかなと試行錯誤していますが、なかなか難しいです。でも、あの動きは本当にりにかなっていてなんとか指導のヒントにしたいないと思っています。

西本選手に勝たせてあがたくて、こちらも必死にあの手、この手で西本選手と戦いました。桃田選手の凄さがわかっているからこそ、戦って破ってみたいと思うのは選手だけではなくて、指導者も同じで、日本で簡単に勝たせてはいけないと思いながら、決勝のコートは私自身も久しぶりにコーチ席でワクワク楽しい時間でした!!西本選手、桃田選手ともに感謝しないといけませんね。

 

今年の日本一を決める全日本総合が終了しました。

本当に毎年、胃が痛くなる1週間でした!!

 

昨日、高岡にお戻り、アパートの掃除をしたり、夜からは高岡ジュニアの指導など、高岡での普段の生活がスタートしました!!

今週も富山県高岡市でJTBS/Jリーグが始まります。

地元で行われる2戦に向けて今日から1日練習が始まり、小学生は今月末に全国小学生もあります。

カテゴリーが違っても、目標に向かって頑張る選手達の気持ちは同じなので、指導者もどのカテゴリーでも全力でサポートできるように

 

今日も1日「明るく・元気に・全力で」選手をサポートしたいと思います。