ゲッソリしていたら、
その１週間後に
あわや交通事故という
事態に遭遇してしまった。
夜８時過ぎの帰宅途中、
あるお店の前の駐車場から
バックで車道に
出ようとしている車・・・。
車の先頭部分は、
駐車場に入ったまま
車体後部は歩道の
半分ほどを塞いでる。
ただ、この時間帯は
交通量が結構あって、
なかなか出れない様子。
普段から危険回避を
心がけているボクとして、
車の進行方向でない方を
できるなら横切りたいのだが、
このような歩道を塞がれると、
進行方向となる
車体の後ろを横切るしかない。
車が動く様子がないので、
一歩二歩と進んだところ、
その車がバックで急発進。
ボクの立っていた側とは
逆方向にハンドルを切ったので、
車体にぶつからずに済んだが、
助手席側のバックミラーが
お尻辺りにぶつかった。
あっという間に、
バランスを崩して
ボクは歩道にすっ転んだ。
一瞬、何が起こったのか
分からなかったが・・・
どこか痛いわけではない。
偶然だったのだが・・・
滅多に財布をポケットに
入れておくことのないボクが、
その時に限って、
右側のジーパンのポケットに
財布を入れていたのだ。
バックミラーがぶつかったのは、
ちょうど財布の入っていた
ポケット辺りだったので、
財布がクッションに
なっていたというわけ。
助手席から年配の女性、
運転席から夫らしい男性が
車内から出てきて、
「大丈夫？大丈夫？」と
慌てた様子で訊ねてきた。
「大丈夫だと思いますけど」
と答えながら・・・
一応、相手の名前とか
連絡先とか訊いておいた方が
良いのかなぁ～と思って・・・
iPhoneを取り出して、
ナンバープレートと
免許証を撮影させてもらった。
とにかくパニック状態で
年配の夫婦はオロオロしてるだけ。
ボクはケロっとして、
折れたバックミラーが
気になっていたほど。
ボクはすっと立ち上がって、
「気をつけてくださいね」
と言ってその場を立ち去った。
帰宅して、母親に、
車と接触してたと話すると、
「今は何でもなくても
後遺症がでることもある」
と心配されてしまった。
まぁ、確かに・・・
転んだ”だけ”だと思ってるけど、
後日、体が痛くなることはある。
そう考えると・・・
慌てているだけで
何もしなかった年配の夫婦が、
何とも無責任に思えてきた。
まぁ、数日経ってみても、
どこにも後遺症がないのは、
いろんな条件が重なっただけ。
ボクは体格がいいし、
かなり背が高いので、
バックミラーの位置が、
お尻辺りだったので、
打ち身にもならなかった。
またバックミラーに押されて
背の低い人だったら
車体の下に巻き込まれていた
可能性もないわけではない。
今回は運が良かった・・・
ボクにとっても、
年配の運転手にとっても。
今まで以上に
歩道を塞ぐ車には
注意しなければならないと
言い聞かせた出来事だった。
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