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K-POPちょっといい話

keitadjのK-POPブログ "K-POP Never Grow Old"

キム・ヨンス『ワンダーボーイ』(2012年)

 

1984年、15歳の少年ジョンフンはトラックで果物を売って、父と一緒に家に帰る途中に交通事故に遭ってしまう。ジョンフンが見た最後の父の顔は宇宙飛行士のように夜の街の明かりに向かって進んでいたその横顔であった。奇跡的に一命をとりとめ病室で目覚めたジョンフンは、事故をきっかけに人の心の声が聴こえるという「特殊能力」を身に着けるようになる。

 

しかし、ジョンフンは才能開発研究所という施設に入れられ、その超能力は軍部に政治利用されていく...  1988年のソウルオリンピックを目前にした軍事政権下の韓国で、超能力を身に着けたために国家に利用されそうになる少年の成長小説である。

 

キムヨンスは、車の中でworld's end girlfriend(前田勝彦)の「Birthday Resistance」という曲を聴いて、ある少年が宙に止まっている無数の雪片を見つめながら手を伸ばしているイメージが浮かび、そこからインスピレーションを得て本作を書いたと記している。

 

なお、本作は2020年4月5日防弾少年団RMが自分の本棚を撮影した写真を公開した際に、その中に含まれていた一冊である。

 

 

<終わり>