[韓国映画] うつせみ | K-POPちょっといい話

K-POPちょっといい話

keitadjのK-POPブログ "K-POP Never Grow Old"

うつせみ(2004年韓国、原題「空き家」)キムギドク監督

 

テソク(ジェヒ)は留守宅に侵入し、住人が戻るまでの間そこで暮らすとい奇妙な犯罪の常習犯。

 

ある日いつものように豪邸に忍び込んだが、その一部始終をその家の主婦ソナ(イスンヨン)が物陰から見つめていて

 

 

高級な外国ブランドのバイクに乗る高学歴なテソク(ジェヒ)だが、彼は住居も職も持たず、留守宅を探しては寝泊まりする日々を送っていた。家々のドアにチラシを貼り、しばらくしてから戻って来て、チラシがはがされていない家に忍び込むのだ。入り込んだ先ではいつもその家の洗濯物を洗い、壊れた電気製品があれば直し、記念写真を撮った。

 

ある日、テソクはいつものように入り込んだ大きな邸宅で一人の時間を過ごすが、実はその家に住むソナ(イスンヨン)が密かに彼を見つめていた。ソナは傲慢な夫(クォンヒョゴ)との生活に疲れ果てており、テソクに導かれ家を出る。

 

二人は様々な人々の留守宅を転々とするが、やがてテソクは逮捕され、ソナは家に連れ戻される。テソクは牢獄で看守の目から身を隠す修練を重ねる。釈放後、彼はソナの目にしか映らない存在となり、ソナの家で影のように暮らすようになる。

 

主人公の青年とヒロインの人妻は一言も話さない無言映画で、二人の純粋な愛は美しく、せつない。第25回青龍映画賞で新人男優賞(ジェヒ)受賞。

 

 

<終わり>