[韓国映画] 海にかかる霧 | K-POPちょっといい話

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海にかかる霧(2014年韓国、原題「海霧」)

 

「殺人の追憶」の脚本を担当したシムソンボが初監督を務め、韓国の人気男性グループJYJのパクユチョンが出演を果たしたサスペンス。2001年に発生した「テチャン号事件」※を基にした舞台「海霧(ヘム)」を映画化し、中国人密航に端を発するドラマを描写する。脚本と製作はポンジュノ。

 

※テチャン号事件:韓国に密入国しようとした中国人60人のうち、25人が船内の密閉された倉庫内で窒息死し、船員らがこれらの死体を海に捨てた事件。2001年

 

ヨス(麗水)を舞台に海霧で覆われた漁船の上でそれぞれ欲望が衝突して繰り広げられる悲劇

漁船チョンジン号の船長チョルジュ(キムユンソク)は不漁に苦しみ、漁船の修理もままならないほどに困窮していた。新人乗組員ドンシク(パクユチョン)以下5人の乗組員の生活のための金策に走り回る中、チョルジュは中国の朝鮮族の密航を仕方なく引き受けることとなった。

 

密航決行の夜、荒れた沖合に出たチョンジン号に中国船から飛び移る密航者たちの中で、一人の若い女性ホンメ(ハンイェリ)が海に転落する。それを見たドンシクは海に飛び込み、ホンメを救出する。しだいにホンメに好意を抱くようになったドンシクはホンメを船の機関室に招き入れるが、そこに海洋警察の巡視船が現れる。

 

147万人動員。末っ子船員役のJYJユチョンの演技が良かった。ユチョンは本作で第51回大鐘賞と第35回青龍映画賞などで新人男優賞を独占した。

 

 

<終わり>