[韓国映画] 怪しい彼女 | K-POPちょっといい話

K-POPちょっといい話

keitadjのK-POPブログ "K-POP Never Grow Old"

怪しい彼女(2014年韓国)

 

頑固で世話焼きなお婆さんマルスン(ナムニ)女手一つで育て上げた息子家族に囲まれ、騒がしい毎日を送っていた。そんなある日、家族が自分を特別養護老人ホームに居住させようとする事実を知ることになる。家を出される心配を抱えながらふと目に止まった写真館「青春館」に入り記念写真を撮影する。

 

生まれて初めて化粧をして記念写真を撮った帰り道、彼女はバスのフロントガラスの映った自分の顔を見て驚愕!オードリーヘップバーンのように真っ白な肌、滑らかな体つき... 自分が20歳の頃の姿に戻っている!誰も気づかない自分の若い姿に、彼女はオードリーヘップバーンの名前をもじってドゥリ(シムウンギョン)と名乗ることに。

 

歌が得意なドゥリは、勤めていたカフェのステージで歌を披露する。その歌声に心を打たれたバンドマンの孫息子ジハ(B1A4ジニョン)は、自分がリーダーを務める「半地下バンド」で歌ってくれないかとドゥリに頼む....

 

自分たちの両親にも青春があって、夢があったことを、この映画を通じて改めて考えてみることができる。20歳に戻ったシムウンギョンは幼いころ果たせなかった歌手の夢を叶え、長い時間忘れていた胸躍る愛を感じる(相手はMカのイケメンプロデューサ役のイジヌクだ)。この様子を見ながら、誰もが忘れていた自分の夢を改めて考えることができる。
 

本作はふつうのコメディ映画だという専門家の評価が多い。しかし、シムウンギョンの演技、存在感については誰もが認めるところだ。20歳のルックスと感性で70歳の演技をすることは難しいはずだ。だが、シムウンギョンは上手にその役をこなした。一般観客の評価も高く、中国、ベトナム、日本などでリメイクされ続けている大ヒット作だ。シムウンギョンはその演技で、第50回百想芸術大賞映画部門 女性最優秀演技賞、第23回釜日映画賞 主演女優賞、第19回椿事映画賞 主演女優賞、第1回韓国映画祭作家協会賞 主演女優賞など多くの賞を獲得した。

 

865万人動員。シムウンギョンは「サニー」から「王になった男」「怪しい彼女まで」と3作品連続で700万人動員を達成した。

 

バンドを結成したシムウンギョンとB1A4ジニョン

 

シムウンギョンとMカのイケメンプロデューサ役イジヌク

 

日本版ポスター

 

<終わり>