[韓国映画] クレアのカメラ | K-POPちょっといい話

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クレアのカメラ(2017年、ホンサンス監督)

 

映画会社で働くマニ(キムミニ)はカンヌ国際映画祭への出張中に「正直でない」との理由で突然社長から解雇されてしまう。帰国日を変更することもできず一人カンヌに残ることにしたマニは、ポラロイドカメラを手に観光しているクレア(イザベルユペール)と知り合う。

 

高校の音楽教師クレアは過去と未来を見ることができる神秘的な力を持ち、写真を使用して物事の本質を理解しこれを変形させる才能を持つ。マニはこのようなクレアを見て人生の本質を悟る。以後クレアとマニはマニが解雇されたカフェでに行き、同じ構図で写真を撮る。

 

ホンサンス監督の作品のほとんどがそうであるように本作も不倫する男を描く。これはホンサンス自身の姿である。地中海に面する美しい港町カンヌを舞台に、無責任で優柔不断な男性と彼を取り巻く女性たちが登場する。彼らはテーブルに向かい合って話を交わす。会話のテーマはいつも人生の意味であり、今回もまたひとりよがりで観念的である。

 

ホンサンス監督の20番目の長編映画。2017年カンヌ映画祭特別上映部門に招請された。しかし、韓国内では9,170人の観客しか動員できず、ホンサンス映画最低の興行を記録した。

 

なお、本作はキムミニが2016年「お嬢さん」でカンヌ映画祭に参加したとき撮影された。

 

 

 

2017年カンヌ映画祭特別上映部門に招請された。

左から、チョンジニョン、キムミニ、イザベルユペール、ホンサンス監督

 

2016年『お嬢さん』がカンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品された際に、本作は撮影された。

左からチョジヌン、キムテリ、パクチャヌク監督、キム・ミニ、ハジョンウ、

 

日本ポスター

 

<終わり>