タクシー運転手(2017年、韓国)
1980年ソウル。妻に先立たれて幼い娘を育てるタクシー運転手ソンガンホは、東京からソウルに来て光州に行きたいといい高額の報酬を約束したドイツ人ジャーナリスト、ピーター(トーマスクレッチマン)を自分の車に乗せて光州に向かう。しかし、光州では盛り上がる民主化運動を取り締まろうとする軍人たちが市民たちを厳しく弾圧していた。
「映画は映画だ」、「義兄弟」などの演出を引き受けたチャンフン監督の「高地戦」以来6年ぶりの新作。5.18民主化運動の真実を世界に知らしめたドイツ人 記者ユルゲンヒンツペーターと、彼と一緒にしたタクシー運転手キムサボクの物語である。ソンガンホがタクシー運転手マンソプ役で「義兄弟」に続き再びチャンフン監督の映画に出演した。
5.18光州民主化運動という重いテーマをドイツ人ジャーナリスという第3者の視点から眺めることに焦点を当た面白い映画。映画を引っ張るソンガンホの演技も良かった。
1218万人動員の大ヒット