[韓国映画] パラサイト | K-POPちょっといい話

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映画「パラサイト 半地下の家族」(2019年韓国、原題「寄生虫」)

 

上流と下流、2家族の出会いを扱ったブラックコメディで韓国映画初の長編映画カンヌ映画祭パルムドール受賞作。半地下に住むソンガンホ家族が高台の豪邸に取り込んでいく前半の展開が面白い。娘パクソダムの悪女役も良い。1,008万人動員。

 

ソンガンホ一家(左からチェウシク、ソンガンホ、チャンへジン、パクソダム)

 

 

女優チョンジソ

 

99年生まれ、中学1年までフィギュアスケート選手だったが2012年MBCドラマ「メイクイーン」で俳優デビュー。2019年ポンジュノ監督の映画「寄生虫(邦題「パラサイト 半地下の家族」で有名に。父親役イソンギュンとは2013年にオレオのCMで共演、パクソダムは貞信女子高校の先輩

 

チョンジソ「パラサイト」撮影のため大学中退 「学業と並行することができなかった。仕事への渇望がより大きくようやくこのような機会が来たのだから学校をやめるしかなかった。学校はいつでも入ることができるが作品は見逃せない。守秘義務のため学校にポンジュノ監督の作品に出ると話せなかった」

 

 

アカデミー賞4冠の快挙(2020年2月10日)

アカデミー賞 ポンジュノ監督「寄生虫(パラサイト)」奇跡の4冠達成 作品賞・脚本賞・国際映画賞・監督賞

 

 

アカデミー監督賞受賞式でスコセッシに向け敬意を表したポンジュノ監督 「子供の頃、胸に刻んだ言葉がある。最も個人的なことが最も創造的であるというマーティンスコセッシ監督の言葉だ。私は学校で監督の映画を見て勉強した。一緒に候補に挙がっただけでも光栄なのに賞を受けるとは思わなかった」

 

 

ポンジュノ監督「私の映画がまだ知られていなかったときに、いつもお気に入りの映画に挙げてくれたクエンティンタランティーノ監督ありがとう。愛している。今日一緒に候補に上がった監督たちも尊敬する。オスカー側が許せばトロフィーをチェーンソーで5つに分けたい。明日の朝まで飲みたい」

 

タランティーノ監督は2009年に発表した「私が最も好きな映画20編」でポンジュノ監督「グエムル」と「殺人の追憶」を選出した。タランティーノ監督は「『グエムル 漢江の怪物』を観た時、驚きを禁じ得なかった。アメリカや他の国ではこんなおかしな家族がスターになるなんてことは理解不能で、だからこそこの作品が面白く、これこそがジャンルを再構築するということなんだ」と分析した。

 

 

<出演者の紹介>

ソンガンホ: 半地下住宅に暮らす全員失業中の一家の主。元運転手

 

チャンへジン: ソンガンホの妻、元ハンマー投げのメダリスト

 

チェウシク: ソンガンホの息子。浪人中で、受験経験は豊富だが学歴はない

 

パクソダム: ソンガンホの娘、美大を目指している

 

イソンギュン: 高台の大豪邸に暮らすIT企業の社長

 

チョヨジョン: 社長の妻。若く美形だが、騙されやすく能天気な性格をしている

 

チョンジソ: 社長の娘。高校2年生で、受験勉強に励んでいる

 

チョンヒョンジュン: 社長の息子。幼く落ち着きが無い。

 

イジョンウン: 社長宅の家政婦。社長一家が入居する以前から家政婦として働いている

 

パクミョンフン: イジョンウンの夫

 

 

 

日本版ポスター

 

<終わり>